太田文庫

太田文庫は、故太田勝洪・法政大学法学部教授（2004年3月没、享年69歳）の旧蔵書を、博子夫人のご厚意により本研究所へご寄贈いただいたことにより開設されました。
太田教授が所蔵していた書籍は、ご専門の現代中国政治・外交関連をはじめ、歴史・社会・文学・経済に関するものなど多岐にわたり、すべて併せると１万数千冊にのぼります。
本文庫はこれらのうち、中国語で書かれた文献を中心として、中国要人の文集・回顧録、政府公報、雑誌など1,600冊あまりを収めました。いずれも一般の図書館では目にすることのない史料的価値の高いものです。

とりわけ史料（資料）的価値の高いものは、毛沢東を始めとする中国共産党・政府の要人の選集、回顧録、年譜で、さしあたり下記のようなものが挙げられます。 すでに絶版というものが少なくない上に、初版本も多く、日本ではなかなか手に入りにくいものが大部分を占めます。また、中国は一次史料の公開が遅れていることもあり、現代中国政治・外交を研究する上でこうした要人の選集、回顧録、年譜は重要かつ必読の史料と言えます。

『建国以来毛沢東文稿』（全13冊）
『毛沢東軍事文集』（全6冊）
『毛沢東新聞工作文選』
『周恩来外交文選』
『劉少奇年譜』（全2冊）
『朱徳選集』
『聶栄臻回憶録』（全3冊）
『彭徳懐軍事文選』
『若干重大决策与事件的回顧』
『賀龍年譜』
ほか

故太田勝洪教授の略歴・業績（著作）はこちらからご覧ください。

研究所の構成員・本学専任教職員の閲覧が可能です。
太田文庫の資料をご利用なされる方は、 ボアソナード記念現代法研究所に直接御来所ください。
本学大学院生、学部生、および一般の方のご利用は、図書館を通してお申し込みください。