デザイン工学部について

学部長メッセージ

デザイン工学部について

デザイン工学部のめざす「工学と美学が融合する総合デザイン」とは、単に工学的成果に美しい装いをまとわせるといったことではありません。工学と美学の融合と聞けば、多芸に秀でた過去の偉人たちが想起されます。画家や文豪にして科学者、工学者といった彼らは、個人の身を持って総合デザインを体現したのですが、記録機器もない時代に学問を志す者は、基礎的素養として芸術や文学の修得が求められたのかもしれません。自然の美や謎、社会の出来事を見つめ、絵画や文芸として再現できる者だからこそ、発展的に様々な学問を拓いてゆけたのでしょう。一見別物に見える工学と美学も、その意味では本来一連のものだと考えられます。このような感受力、分析力、創造力の融合的修得の大切さは現代も変わりません。常に変化する環境や社会に見合った価値観の不断の模索が必要だからです。学びを功利的に細分化することなく、無辺の好奇心を大切にし、大いに思索し行動することが、未来をつくる総合力につながるはずです。

デザイン工学部長 網野 禎昭

デザイン工学部長 網野 禎昭