法政フォトジャーナル(2017年度)

滝行体験&森林保全スタディーツアーを実施しました

  • 2017年08月03日
法政フォトジャーナル(2017年度)

7月2日(日)、課外教養プログラムプロジェクト(KYOPRO)スタッフとボランティアセンター学生スタッフ(VSP)が協力し、「滝行体験&森林保全スタディーツアー」を企画、実施しました。 

この企画は東京の自然の美しさを知り、環境保全に対する意識の向上を目的とし、八王子観光案内協会に高尾山を登りながら生息する植物のガイドをしていただきました。また、日常の生活から離れ、自然の中に身を置き自分と向き合うことで気持ちをリフレッシュしてもらうため、高尾山薬王院のご指導のもと滝行体験を行いました。

当日は、このプログラムに申し込んだ学生12名と、京王高尾山口駅に集合し、滝行体験が行われる琵琶滝までの道のりを八王子観光案内協会のガイドさん2名に、高尾山に生息する植物や、植物が山に関する影響などを中心に説明していただきました。普段は意識する機会がなかった山々の植物を詳しく説明していただき、参加者は環境保全に対する意識が向上したようです。滝行体験を行う琵琶滝に到着後、高尾山薬王院のご指導のもと滝行体験の準備を開始しました。

初めに諸注意、心構え、作法、滝行中の印の結びかたなどを指導していただき、行衣と呼ばれる白衣に着替え、口を塩で清め滝場に向いました。まず滝場近くのお堂に入り、これから始まる修行が無事に終わるように勤行をし、滝場を箒できれいに清掃しました。清掃を終えると体を塩で清め、いよいよ滝行です。滝場に入り、一礼をし、滝の真下の岩場に腰をかけます。滝に打たれる時間は1人1分間。作法に従い姿勢を整え、琵琶瀧の本尊「南無大聖不動明王」の名を大きな声で繰り返し叫びます。水の冷たさを全身で感じながら、気がつけば雑念は消え、修行に集中していました。寒さで震えながらも、達成感を存分に味わいながら滝行を終えることができました。また、達成感からか気持ちが解放的になり、お互い初対面でしたが自然と会話も弾みました。

高尾山の環境保全に興味があって参加した人、集中力を高めたくて参加した人、就職活動の前に気合いを入れる人、参加者の動機は様々でしたが、みなさんから「参加してよかった」との声をいただきました。日常にはない世界を体験できたことから満足度の高いプログラムになったのではないかと思います。

ボランティアセンター学生スタッフ 経営学部3年高畑 桃香

高尾山観光協会による高尾山に生息する植物のガイド

高尾山観光協会による高尾山に生息する植物のガイド

登山を楽しむ学生たち

登山を楽しむ学生たち

滝行中にむすぶ印の練習をする

滝行中にむすぶ印の練習をする

滝場に行く前に口を塩で清める

滝場に行く前に口を塩で清める

滝場の前のお堂でお祈り

滝場の前のお堂でお祈り

集合写真

集合写真