法政フォトジャーナル(2014年度)

シンポジウム「伝統芸能の伝承と人材育成―茶道と能の現場から―」開催

  • 2015年03月27日
法政フォトジャーナル(2014年度)

イノベーション・マネジメント研究センターでは、3月7日(土)に、能楽研究所と共催で、シンポジウム「伝統芸能の伝承と人材育成―茶道と能の現場から―」を開催し、講師・関係者5名を含め、計106名の方が参加されました(会場:市ケ谷キャンパス、外濠校舎6階薩埵ホール)。

本シンポジウムでは、日本の伝統文化の源流である「能楽」と「茶道」のフィールドに、技能継承と人材育成という経営学的観点からアプローチし、学習、実践知、チームマネジメント、キャリア形成という切り口から伝統芸能の世界を探訪しました。

当日は、田路則子所長(経営学部教授)の司会のもと、第1部「インターネットを利用した茶道の学習」では、柳原佐智子氏(富山大学経済学部准教授)が「稽古と師弟関係に与える影響」、古賀広志氏(関西大学総合情報学部教授、イノベーション・マネジメント研究センター客員研究員)が「実践共同体としての社中」と題して講演を行いました。

第2部「能の技芸伝承」では、山中玲子氏(能楽研究所所長・教授)が「『型付』と所作単元―能の技芸を伝える方法―」、西尾久美子氏(京都女子大学現代社会学部教授、イノベーション・マネジメント研究センター客員研究員)が「プロフェッショナル人材『能楽師』の育成」と題して講演を行い、パネルディスカッションでは、参加者からの質問をもとに活発な議論が展開されました。

田路則子所長

田路則子所長

柳原佐智子氏

柳原佐智子氏

古賀広志氏

古賀広志氏

山中玲子氏

山中玲子氏

西尾久美子氏

西尾久美子氏

パネルディスカッション

パネルディスカッション