多摩学生センターでは、「2021 地域にスマイルを届けよう活動助成金」（略称「スマ活」）として、地域貢献に特化した学生の活動に対する経費の助成を今年度もおこないます。
新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の流行は世界中でまだ続いています。そのため、これまで「あたりまえ」だったいろいろな業務や行事、催し物が延期や中止となり、私たちの日常生活にもこれまでにないさまざまな変化が生じています。それは、「コロナ前（Before Corona = BC）」と「コロナ後（After Corona = AC）という新たな時代区分の線が引かれるほどの大きな変容です。
私たちが暮らすそれぞれの地域でも、行事が延期や中止になり、日常の暮らしに大小さまざまな影響が出てきています。その社会的、経済的な影響は、「つよいもの」にはより弱く、「よわいもの」にはより強く及んでいます。新型コロナウイルスは、この社会が抱えていた多くの矛盾や問題点の存在を明らかにしながら、これまでの個人やコミュニティの営為を次々に破壊しています。
まず、みなさんの暮らすそれぞれの地域の課題から、足元から見つめ直してみましょう。従来から支援が必要だった課題に加え、新たなニーズも生まれています。あちこちでみなさんの「スマイル」を待っている人がいます。中には声をあげることさえできないまま悩み、困り、疲れはててしまっている人たちもいます。
新型コロナ感染症についての不安は、人によって大きな差があります。そのため、活動にあたっては、地域のみなさんに安心して受け入れていただけるよう、しっかり感染予防をおこなうことが大前提です。
活動については、規模の大小は問いません。あなたの真心からの、クリエイティブな、「コロナ後」の新しい時代を見据えた発想が、大学、地域コミュニティを変える契機となるかもしれません。
みなさんの積極的な応募をお待ちしています。
2021年5月17日
多摩学生センター長 藤田 貢崇 (経済学部教授)
多摩ボランティアセンター長 大﨑 雄二 (社会学部教授）
■制度の目的
多摩キャンパス各学部の学生たちは、個人、サークルともにこれまでたいへん積極的に社会貢献活動を展開してきました。
最近では、音楽系やダンス系のサークルが地域コミュニティや高齢者福祉施設、学校等を支援する活動も増えてきています。
この制度は、こうした活動が継続されるように支援するものです。
■ 応募資格
多摩キャンパスに在籍する学生であれば、個人、団体（グループ、サークル等）問わず、誰でも応募できます。
団体の場合は、学生センターに団体届の「登録」「非登録」は問いません。
（１） 日本国内での活動であればどこでも可、ただし2021年度中に活動が終了すること
（２） 申請できるのは、地域貢献のための活動に必要な交通費、設備使用料、消耗品等
（３） ただし以下の場合は、減額、選考外になることがある
① 地域、行政、団体等から出演料、謝礼が支給される活動
② 行政、民間財団等または学内の他機関から助成金の支給、また支援を受けている活動
■ 応募条件
（１）活動終了後は所定の報告書（会計報告含む）を提出すること
（２）2022年3月開催予定の「ボランティア活動報告会」で成果を発表すること
■ 助成額
上限20万円。ただし、応募数や審査により変更もある
■ 審査
多摩学生委員会で審査をおこない、採用者（団体）を決定
■募集スケジュール
応募多数の場合は【第1回】のみの募集となることがあります。
【第1回】
6月1日（火） 9：00～募集開始
6月30日（水）応募書類 提出しめきり（15:00まで）
7月23日（金）大学公式HPで採用団体決定、発表（予定）
【第2回（予定）】
6月1日（火） 9：00～募集開始
9月30日（木）応募書類 提出しめきり（15:00まで）
10月22日（金）大学公式HPで採用団体決定、発表（予定）
また、応募できるかどうかの判断、応募書類の作成などについて不明な点がある場合は、
多摩ボランティアセンター(EGG DOME 2階)に連絡してください。
〈問い合わせ先〉
多摩ボランティアセンター（EGG DOME2階）
【TEL】042-783-2073【E-Mail】tama-vc@hosei.ac.jp
【開室】平日9：00-11：30 12：30-17：00
以上
