2025年9月23日から始まったベトナム語学習プログラム「多摩 Xin Chao!2025 ~ENJOYABLE TAMA XIN CHAO~」が、2025年12月13日で全14回のレッスンを終えました。
今年で4回目となった本プログラムは、法政大学多摩キャンパスにおけるダイバーシティとインクルージョンの実践かつ国際的なウェルビーイングの推進を目標に掲げたものです。現代福祉学部 佐野竜平ゼミに所属する3年生の影山瑞起さん、耿芸納さん、相場つぐみさん、打山航大さんが幹事となり、本プログラムの企画・運営を行いました。2025年度も多摩キャンパスを含む全キャンパスの学部生を対象に参加学生を募集し、幹事を除き全20名が参加しました。
本プログラムの特徴として「学生主導で計画、運営から実施まで行われたこと」、「英語とベトナム語のみを使用したこと」、「オンラインでベトナムから現地の講師を招いたこと」などが挙げられます。レッスンの合間には講師による振り返りを行い、参加学生は日々のレッスンの成果をそれぞれ発揮しました。また、レッスンの最後には対面での交流会を開催し、これまでの学習を振り返りながら、参加者同士でコミュニケーションをとりました。さらに今年は学外にも活動を広げ、ベトナム人労働者を対象に、日本語教育支援、医療人材育成、職業紹介など多様な活動を行う法人に訪問し、語学に留まらず、ベトナムについて学ぶ実践の場として良い機会となりました。
約半年間にわたる本プログラムを通して、ベトナムの文化や言語、労働への考え方など実践的な学びを深める場となりました。参加者からは「実際の場面を想定した内容が多く、理解しやすかった」、「日常生活では身に馴染みのないベトナム語は、新鮮で貴重な経験だった」、「交流を重ねる中で、異なる考え方に触れる良い機会となった」といった声が寄せられました。
今後も佐野ゼミの学生を中心として、インクルーシブな社会の形成に寄与する人材育成に貢献すべく、こうしたユニークな取り組みを継続していく予定です。
以下、幹事を務めた学生4名からのコメントを掲載します。
Zoom授業での1コマ
2025年度、「多摩Xin Chao!」において幹事を引き継がせていただきました。本プログラムは、ベトナム人外国人労働者の増加という社会的背景を踏まえて開始された取り組みであり、今年度で4年目を迎えました。継続的な活動として定着しつつある中、今年も無事にプログラムを終了することができました。
私の主な役割は、多摩事務課とベトナム語レッスンを担当してくださる法人との連絡・調整でした。大学や外部機関が関与する運営体制の中で、日程や方針の共有を円滑に行うため、継続的な情報共有を心がけました。その結果、大きな支障なく授業運営を行うことができました。
また、今年度は初めての試みとして、大学外でも対面で最終授業を実施しました。準備段階では不安もありましたが、幹事間の連携と尽力により、当日は大きなトラブルもなく、新たな実施形態としての有効性を確認する機会となりました。
授業内においては、言語面での難しさを実感する場面もありましたが、回を重ねるごとに参加者が場に慣れていき、相互理解を深めていく様子が見受けられました。参加者が安心して発言できる環境づくりの重要性を改めて認識しました。また、私自身もベトナムの価値観を学ぶことができ、良い経験となりました。
本活動を通じて、異文化交流における継続的な関係構築の必要性と、きちんと情報を共有し、連携する運営体制の重要性を学びました。今後も本プログラムが社会に貢献する取り組みとして発展していくことを願っております。
現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 3年 影山瑞起
皆さんと一緒にベトナム語を学べたことを、とても嬉しく思っています。
ベトナム語は決してメジャーな言語ではありませんが、14回の授業を通して、参加者の皆さんが最後まで意欲的に取り組んでいたことがとても印象に残っています。授業を重ねる中で、簡単なベトナム語での会話ができるようになっただけでなく、ベトナムと日本の歴史や文化、経済的なつながりについても理解を深めることができました。また、ベトナム出身の方の立場から日本を見つめ直す良いきっかけにもなったのではないかと思います。
ベトナムは日本と深い関わりを持つ国で、留学生や飲食店、私たちの身近な製品など、日常生活のさまざまな場面でベトナムの人々の存在を感じることができます。今後、参加者の皆さんが日常生活の中で、ふとした瞬間に多摩シンチャオで学んだ知識を活かす場面に出会ったとき、異文化交流ならではの魅力や価値を実感してもらえたら嬉しいです。
現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 3年 耿芸納
対面イベントの様子
私は今休学をしており、ベトナムにて介護人材育成に関するインターンシップに参加しています。2025年度も佐野ゼミの一部のメンバーが多摩シンチャオのプログラムを引き継ぐと知り、私も運営メンバーの1人として現地から参加させていただきました。
ベトナム語学習に対するモチベーションを参加者の皆さんに持っていただくためには、学習の『目的』を明確にする必要があると考え、今年度は実用ベトナム語検定6級、準6級の試験内容を網羅できるような授業構成を考えました。授業回数を重ねるごとに、参加者の発言や質問も増え、英語・ベトナム語学習に対する積極性が高まっている様子を感じました。
最終授業日には実際に参加者の方とも対面でお会いでき、ベトナムのお菓子や料理をみんなで食べてみたり、実際にベトナムと日本の文化交流や日本語教育を支援している団体様へ訪問したりすることもできました。
オンライン授業、そして対面での最終授業を通して、「言語を通してその国の文化を知っていく面白さ」を体験することができました。私も英語とベトナム語を日々学んでいる身として、非常に充実した時間と価値ある学びに巡り合えたと実感しております。
多摩シンチャオ2025に参加してくださった皆様、そしてサポートしてくださった全ての関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 3年 相場つぐみ
今年度、現代福祉学部佐野ゼミでは、ベトナム語を英語で学ぶプログラム「楽しんじゃおう!多摩Xin Chao!(多摩シンチャオ)」の活動を継続して実施しました。本活動は、語学学習と異文化理解を組み合わせ、学生が主体的に参加しながら楽しんで学ぶことを目的とした取り組みです。
私はこの活動において、講義後の補足資料の作成や、対面講義に向けた訪問先の担当者との連絡・調整を担当しました。補足資料の作成では、講義内容を振り返りやすくし、次回の学習や活動につなげられるよう、学んだベトナム語表現や文化的背景を整理しました。また、訪問先との連絡では、活動の趣旨や当日の流れが正確に伝わるよう配慮し、円滑な実施に向けた調整を行いました。こうした役割を通じて、参加者が安心して活動に取り組める環境づくりに努めました。
これらの活動の積み重ねが評価され、法政大学が日越大学(VJU)職員研修を多摩キャンパスで受け入れた際に「多摩シンチャオ」の取り組みを紹介する時間をいただきました。
この研修は、私たちが多摩シンチャオで実践してきた内容を学外に発信する貴重な機会となりました。紹介では、ベトナム語を英語で学ぶというプログラムの特徴などを説明したほか、学んだベトナム語を実際に使って会話にも挑戦しました。会話パートでは、VJU職員の方による即席のベトナム語レッスンも行われ、参加者が楽しみながら異文化に触れる時間となりました。
今回、多摩シンチャオの活動を紹介する機会をいただけたことで、私たちの活動の意義を改めて見つめ直すきっかけとなりました。この経験は私たちにとって大きな励みとなっています。活動を支えてくださった多摩事務課の皆さまをはじめ、多くの方々のご理解とご支援に、改めて感謝しています。
今後も、多摩シンチャオの活動で得た学びや気づきを大切にしながら、勉学と活動の両立を図り、学生生活をより充実したものにしていきたいと考えています。
現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 3年 打山航大
多摩事務部多摩事務課 グローバル担当
tamaglobal◎hosei.ac.jp
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