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2021年度の授業実施について(第1報)

  • 2020年12月25日
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2020年12月25日

学生・保護者の皆様,本学への進学を希望されている受験生の皆様へ

2021年度の授業実施について(第1報)
Classes in the 2021 Academic Year (Update No. 1)

法政大学総長
田中 優子

これまでもお伝えしてきましたように、今年度、法政大学では、感染状況の動向を注意深く確認しつつ、学生の皆さんができる限り本来的な大学生活を送れるよう、授業実施や入構ルールのあり方について検討と判断を重ねてきました。

今年度の授業については、本学で学び、働く皆さんの健康と安全を第一に考え、オンライン実施を基本として、学生の皆さんの協力を求めながら、教職員一同、その質の向上に注力してきました。そして同時に、春学期の一部期間と秋学期には、感染予防対策を徹底したうえで、対面授業実施が望ましい授業科目(演習、実習、実技など)の対面実施も行ってきました。
また、入学以来、キャンパスへの登校の機会をもてずにきた1年生の大学生活を少しでも応援したいと、秋学期には在学生が主体となり、丁寧な感染防止対策を講じて、キャンパスにおける新入生歓迎企画や大学祭(市ヶ谷・小金井キャンパス)も実施しました。今年度の他大学ではあまり例のない取り組みです。
これら対面授業や対面企画による感染の発生は、これまで確認されていません。

こうしてこの1年、オンライン・対面による多様で意欲的な取り組みが学内で展開され(その一端は「2020年度 自由を生き抜く実践知大賞」エントリー・入賞・受賞事例をご覧ください)、一方ではオンラインによる教育活動の大変豊かな可能性と、他方ではキャンパスで人と出会い交わる機会の重要な価値を発見しました。そしてそれらの経験を通じて、学生・教職員ともに、コロナ禍を生き抜く大学のあり方を多様に学び、身につけてきたと思います。

2021年度は、この1年間で蓄積・共有した経験と知見を踏まえて、教育・研究活動の挑戦を続けることとなります。
本日は、2021年度の授業実施に関する方針の「第一報」をお伝えします。
今後、より詳細な方針をお伝えしていきますが、本日お伝えする内容は、以下の通りです。

―――――――――――――2021年度授業実施方針(第1報)――――――――――――
2021年度における授業の実施については,新型コロナウイルス感染症拡大防止策を最大限講じながら,社会情勢を踏まえつつ対面授業を基本に展開していくものとし,実施に向けた準備を進めています。
準備にあたってはカリキュラムや授業科目の特性を踏まえたうえで,対面とオンラインを組み合わせて実施するハイブリッド型授業,対面をオンラインで同時配信するハイフレックス型授業,オンデマンド授業の導入等,柔軟な授業設計にも積極的に取り組んでいく予定です。
2020 年度において授業実施方法等に係る様々な経験知を高めてきたところであり,2021年度はこの経験を最大限活かすとともに,オンライン教育の更なる質の向上に取り組んでいきます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ご承知のように、現在国内でもコロナウイルス感染症は拡大を続け、医療体制などに深刻な状況が生まれていると報道されています。
現時点では、来年4月以降の社会状況を十分予想することはできませんので、今後、状況の推移を確認・判断しつつ、来年度の授業その他の活動について、具体的な方針・運用を見定めていくことになります。どのような状況になるとしても、法政大学では2021年度も、学生の皆さんが、正課授業、課外活動いずれの面でも、できる限り充実した大学生活を送れるよう、学生の皆さんにも様々な協力を求めつつ、最大限の創意工夫と努力を重ねていきます。
今後の本学からの第2報以降のアナウンスを、引き続きご確認ください。

最後に学生の皆さん
これから冬休みに入りますが、目下の感染拡大状況を十分認識し、最大限の注意を払って、感染リスクを減じる行動を徹底ください。具体的には、会話時は必ずマスクを着用する、大人数・長時間の飲食をしない、三密空間を避ける、こまめな手洗い・消毒をするなどです。
制限の少ない生活を早く取り戻していけるよう、自覚をもち、力を合わせましょう。
皆さんのこれまでのご協力に感謝申し上げるとともに、いっそうのご協力をお願いいたします。
どうぞ良い年をお迎えください。

以上