ポリシー

カリキュラム・ポリシー

ポリシー

生命科学部では、以下の特色を持つ教育課程を編成する。

  1. 初年次教育として自立性やプレゼンテーション能力を涵養するための科目を設定する。
  2. 英語科目、教養科目、理系教養科目の単位取得を卒業要件に含める。
  3. 1年次より専門実験・実習科目を配して、早期より専門性を高める。
  4. 学部内で共通履修できる専門科目を設け、専門分野での総合的科学者の見地を養う。
  5. 各学科で学生の興味に合わせた専門性をより高めるべく3つの履修コースを設定する。

各学科の詳細な教育課程の編成とその実施の方針は以下の通りである。

生命機能学科

ゲノム・タンパク質・細胞に関連する科目を中心としてカリキュラムを編成し、生命を、個々の生体分子の機能が統合された現象としてとらえ、深く理解できるような専門科目を配置する。また、三履修コースとして、「ゲノム機能」、「タンパク質機能」、「細胞機能」を設け、学生の興味に合わせて高度な専門性を身につけさせる。全体としては次の点に配慮する。

  • 初年次から実験・演習科目を設定する。
  • 研究室配属による課題研究・演習の履修を2年次から可能とし、理論・知識と実践的技術の相乗的効果によって高度な専門性の習得を推進する。
  • 学部内の教養科目、学科横断的な専門科目の複数の習得を推奨する。
  • 教員研修の結果をフィードバックさせ、履修指導や講義の改善を図り、きめ細かく柔軟性のある教育を遂行する。

環境応用化学科

化学に関する基礎科目を習得したのち、三履修コースを設け、より専門度を高めるようカリキュラムを配置する。三履修コースとして、「物質創製化学」、「グリーンケミストリ」、「環境化学工学」を設け、学生の興味に合わせて高度な専門性を身につけさせるとともに、卒業後選択する職業への指針を与えるよう配慮する。カリキュラム全体としては、次の点に配慮する。

  • 全学年に実験科目を配し、化学技術者および研究者としての基礎技術を身に付けさせる。
  • 初年次は、高校からの円滑な移行をはかるための教育およびキャリア教育を行う。3年次には卒業研究のための準備教育を行う。4年次には、卒業研究を課し、社会人、大学院進学への準備を徹底するよう、少人数教育に努める。
  • 公的資格取得のための教育にも配慮する。

応用植物科学科

植物、微生物と昆虫に関する、分子・細胞生物学からマクロな生態学まで配置し、併せて食料、環境、社会経済問題まで広範に、総合的な知識を修得可能なメニューを配する。特に、植物保護に関わる技術や資格取得のための知識修得の機会を設ける。三履修コースとして、「植物クリニカル」、「グリーンテクノロジー」、「グリーンマネジメント」を設定する。以下の点に配慮する。

  • 実験・実習を初年次から開始して、基礎訓練を行い、その後段階的に高度な診断・防除技術を修得するような実践的で、体系的な教育プログラムを設定する。
  • 公的資格(技術士補、樹木医補、自然再生士補)の取得プログラムを配置するともに、植物関連の食料・環境・バイオ関連の企業・公的機関へのインターンシップを行う。
  • 関連する法令や制度、国際動向、関連ビジネスについての知識修得の場を設ける。