生命機能学科

授業紹介

生命機能学科

主な授業紹介

ゲノム構造学・ゲノム機能学

生命現象の全ての情報は、ゲノムに含まれている。ゲノムの構造とその複製による細胞から細胞、親から子への伝達様式、ゲノムに含まれる遺伝情報を利用して蛋白質が合成され、生命機能が発現する仕組みとその制御に関する最新知見を紹介し、将来を展望する。

細胞構造学・細胞機能学

細胞は生物の最小基本単位である。原核生物・真核生物の細胞の構造と機能、構細胞内小器官(細胞質膜、小胞体、ゴルジ装置、細胞骨格など)や超分子集合体の成立ち・構造や分担機能の理解を基盤に、生命機能が発現する仕組みと制御の全体像を理解することを目指す。

遺伝子工学・蛋白工学・糖鎖工学・細胞工学

遺伝子・蛋白質・糖鎖・細胞の理解に、ナノテクノロジーの先端技術を利用した学問が勃興発展している。一方、生物の分子レベルの知見を活用した新しい工学が生まれている。バイオテクノロジーの先端を紹介し、将来を展望する。

細菌科学・ウイルス学

微生物は地球環境で最大量の生物で、生物資源循環では重要な役割を果たしている。一方、ウイルスは生物間の遺伝情報の水平伝達を媒介し、生物叢の平衡維持に影響する。細菌やウイルスのゲノム解明によって明らかになった、自然界での細菌とウイルスの生存戦略の新しい理解を紹介し、今後の課題を考える。

細胞情報学・生命情報学

生物の情報認識・情報伝達・情報応答の仕組みに関する理解の先端を紹介する一方、ゲノム情報や生命現象に関する膨大な知識情報の分析・蓄積・利用の方法に関する新しい学問の現状を理解し、将来を考える。

植物医科学概論

植物医師の基本知識として、植物病の被害の歴史や現状、植物病の発生要因、植物病原微生物の種類、病気の診断法、病原微生物の同定法、植物病の防除・治療法などについて、分子生物学やゲノム科学の最新の成果を交えて解説する。