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理工学部経営システム工学科 卒業生の近藤 亮介さんと作村 建紀専任講師が、日本統計学会スポーツデータサイエンス分科会にて、2023年度スポーツデータサイエンスコンペティション・野球部門入賞を受賞しました。
◆受賞名
2023年度スポーツデータサイエンスコンペティション・野球部門入賞
◆受賞学会名
日本統計学会スポーツデータサイエンス分科会
◆受賞論文名
調子の良否を含む打者の新たな能力評価指標
◆受賞年月日
2024年1月7日
◆研究内容の概要
野球には、ヒットを多く打てる時期と全く打てない時期が観察される打者が複数存在します。このブレを「調子の波」と定義します。本研究では、直近の打席結果が「調子の波」に影響を与えると仮定した統計モデルを提案しました。2022 年の日本プロ野球のデータに対して本モデルを適用し、選手ごとの「調子の波」の定量的な評価を可能としました。
「調子の波」という直接には観察されない潜在的な要因をモデルで表し、定量化するという本研究のアプローチは、野球のみならず、成功・失敗のデータに広く適用されます。たとえばある試験の問題に対する受験者の正答と誤答の出現率を調子の波と捉えれば、本モデルを適用することで受験者の調子の波の定量化が期待されます。