国際文化学部について

国際文化学部で学ぶこと

国際文化学部について

国際文化学部では、文化をキーワードに国際的な視野で多様なテーマについて学びます。
文化というと「日本文化」「中国文化」「アメリカ文化」というように、一つの国民が国家としてまとまった枠の中での文化と考えがちですが、例えば、一つの国の中にも多くの民族が暮らしていて、異なった文化が国境を越えて広がっています。
このような文化の捉え方をするのがこの学部の特徴のひとつです。
もうひとつの特徴は、文化が情報と密接に結びついていることを重視している点です。
文化は言語をはじめ映像やデザインなど様々な媒体を介して情報化され、発信されます。発信された情報を受け取る場所や地域などによって解釈が違い、例えば同じ内容のニュース映像であっても、放送される国や地域によって受け取られ方が異なることがあります。
文化について伝えるときにどのような変化と問題が生じるのか、異文化間のコミュニケーションを考える上でとても重要です。

科目群

異文化間のコミュニケーションを研究するためには、言語の知識やスキル、映像や音楽などの表象に関する理解が必要です。また、現在では様々なメディアを介して情報がやりとりされています。このようなやりとりの過程で新たな言語や表象が生まれるプロセスは、現実の生きた国際化する社会の大きな特徴であり、そのための知識やスキル、国際社会に関する理解は欠かせません。国際文化学部では、そのような要素を4つの科目群を通じて学んでいきます。

情報文化科目群

情報リテラシーの基礎からはじめて、情報処理に関する高度な知識と能力を養います。

表象文化科目群

アート、デザイン、映画、アニメ、音楽、ダンスなどの視覚・聴覚表現について学びます。

言語文化科目群

言語のスキルを磨き、各言語に特有の文化を掘り下げて、文化の多様性を探究します。

国際社会科目群

地域や国を横断する国際社会の交流とその仕組み、問題点とその解決方法を探ります。

これら4つの科目群があいまって、バランスのとれた国際社会人を養成することが目的であり、それぞれの科目群から一定単位を履修したうえで、それ以外はどの科目群からも自由に履修できる柔軟なカリキュラムになっています。

Study Abroad とStudy Japanプログラム

本学部では、外国語の実践的な運用能力を伸ばし、異文化を肌で感じ て理解できるよう、すべての学生に海外留学( Study Abroad=SA プロ グラム)を義務づけています。 SA プログラムでは、 2 年次秋学期に、 世界 10 カ国 7 言語圏に広がる 15 大学のいずれかに留学します 。
一時期 に経済的負担が過度に重くなることを避けるため、 SA 期間 中の 2 年次秋学期の学費は徴収いたしません 。
また、海外 からの 留学生に対しては日本 の文化について学ぶことの できる外国人留学生の ための国内留学プログラム Study Japan=SJ プ ログラム )を義務付け、 長野県飯田市下伊那を訪れています 。
異なる 文化をもつ学生たちが一つの教室やフィールドで学ぶことで、 3 年次以降の学習でお互いの理解が深まることを期待しています。

少人数教育

語学、演習(ゼミ)など、少人数の授業が多いことは、この学部のひとつの特徴です。例えば語学の授業の学生数は習熟度に応じた適切な指導ができるようにするため24名以下に抑えられています。ほとんどの学生にとって、英語以外の外国語は初めて学ぶ言語となりますが、少人数制によって短期間でSA留学への準備が可能になります。また、演習(ゼミ)においても、学生数が20名程度になるよう配慮されています。
学生一人一人が関心を持ったテーマに取り組み、教員が丁寧にサポートすることが大切だと考えています。少人数クラスは、クラスやゼミの雰囲気がアットホームになり、充実した学生生活を送ることができると学生たちからも好評です。