これまで国際文化学部独自の取り組みとして実施してきた海外フィールドスクールは、2025年度より全学共通教育プラットフォーム科目として、全学プログラムとして開講しています。
詳細は、以下のURLよりご覧ください。
ー 海外フィールドスクール(主催:「海外フィールドスクール」運営委員会)
https://www.hoseikyoiku.jp/systems/platform.html
2年次に実施されるSAやSJで培われた異文化間のコミュニケーション力のみならず、それまでの本学・本学部における基礎的・専門的な学びを十全に活用し、海外のフィールドでより専門性の高い知識、研究手法、表現方法を習得することを目的に、2017年度より海外フィールドスクール(以下海外FS)を開講しています。
海外FSは、東・東南アジアをフィールドに開発と文化コース、環境と文化コース、表象文化コースの3つのコースで実施しています。※年度ごとに開講コースは変わります。
コースの海外研修期間はいずれも夏休み期間に1週間~10日程度。これに加えて日本国内にて事前および事後研修があります。
具体的には地球規模問題(グローバル・イシュー)の分析力、課題発見/課題解決能力、異文化の中で表現する技能を養うことに主眼を置いています。日本と異なる環境で思考力や精神力を養い、多文化間での調査・実習や創作活動への取り組みを通して、サステイナブルな社会を構築できる自律的・利他的な人材育成を目指しています。
指導教員:松本 悟教授
目的地:ラオス人民民主共和国ビエンチャン及びシエンクアン県
目的:後発開発途上国(LDC)に分類されるラオスで初等教育(小学校の中退問題)と乳幼児死亡率(農業・栄養)の2つのテーマのもと英語を使った現地調査を行ない、調査結果を最終日にラオス国立大学教員らの前で発表し講評を受ける。
指導教員:島野 智之教授
目的地:タイ王国クラビおよびトラン
目的:日本の経済活動が、タイ(東南アジア)の自然や文化に、どのように直接的な影響を与えているのかを現地で学ぶ。わが国における経済活動そのものが、遠い熱帯雨林に影響を与えている側面があり、このような問題は、現場とそこで起きている実際を見なければなかなか理解できるものではない。現場で学び記録し、これらを理解した上で、現地の社会科学の教員と討議、最終日には各自がプレゼンテーションと討議を行う。
指導教員:稲垣 立男教授
目的地:タイ王国チェンマイおよびパヤオ
目的:タイ北部の都市チェンマイとパヤオで美術学生や地域コミュニティとのコラボレーションによるアートプロジェクトを実施する。背景の違う人々との共同制作を通じて、多角的な見方、考え方による双方向の文化理解やコミュニケーションについて体験的に学ぶ。