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FICオープンセミナー 専任教員による研究発表会(12/15)

  • 2026年11月04日
  • イベント・行事
お知らせ

FICオープンセミナー 専任教員による研究発表会(12/15・火)

国際文化情報学会に所属する教員と学生(大学院生・学部生)が参加する形でおこなわれる、教員による研究発表会です。学会に所属していない方にも公開します。

1)開催日時 12月15日(火)17:00~18:30(リアルタイム・オンライン開催)

2)発表者・発表タイトル・要旨

●大西 亮(法政大学国際文化学部 教授)

タイトル:ボルヘス文学における伝統と革新の超克―テクストの重層的なネットワークが織りなす作品世界

要旨:20世紀文学を代表する知の巨人、ホルヘ・ルイス・ボルヘス (1899~1986年)。国境を越えたコスモポリタンな作風で知られる彼の作品は、祖国アルゼンチンのみならず、欧米の文学者や思想家にも多大な影響を与えた。従来のボルヘス研究は、その作品が有する革新的な側面に光をあてるものが多かった。しかし、彼が用いた斬新な手法の背後には、長きにわたる文学の伝統に対する深い敬意と、その伝統に積極的に関与しようとする姿勢がうかがえる。
 本発表では、伝統と革新の超克のなかから生み出された『伝奇集』(1944年)をはじめとする作品を検討しながら、書物や読書をめぐる根源的な問いを内包したボルヘス文学の重層的な魅力と、その現代的な意義を明らかにしたい。

●森村 修(法政大学大学院国際文化研究科 教授)

タイトル:フッサール「普遍学」とその倫理的転回——esquisse

要旨:本発表は、エドムント・フッサール(1859-1938)が創始した「超越論的現象学(die transzendentale Phänomenologie)」を、近世のデカルトからライプニッツ、さらには近代のボルツァーノ(1781-1848)へと継承された「普遍学(mathesis universalis)」の理念の20世紀的展開として捉えることを試みる。その際に、第一次世界大戦以後1920年代から、フッサール「普遍学」が倫理的に大きく転回したことを、日本の雑誌『改造』(1919年発刊、1955年廃刊)にフッサールが寄稿した諸論文を取り上げることを通じて明らかにする。
 デカルト・ライプニッツからボルツァーノへと継承された普遍学の理念は、数学をモデルとした、形式的・論理的真理観に依拠した普遍的学の理念である。それゆえ、フッサールによれば、伝統的な普遍学は、「なぜ人間は客観的な真理を認識できるか」という問いに答えられない。この問いに答えるべく、フッサールは「超越論的(間)主観性による客観的真理の基礎づけ」を目指す「超越論的現象学」を、新たな「普遍学」として構築したのだった。
 しかし、フッサール「普遍学」は、人間的/超越論的主観性を重視したがゆえに、人間存在(実存)のもつ社会性・歴史性に巻き込まれざるを得なくなる。結果的に、フッサールの人生を大きく変化させる第一次世界大戦の戦後ドイツの混迷により、フッサールが構想した「普遍学」もまた、倫理的転回を余儀なくされるのである。

3)実施方法
リアルタイム・オンライン配信(Zoom利用、同期型)にて開催しますので、当日の指定された時間帯にアクセスして下さい。なお、ミュートでのご参加、撮影・録画・録音禁止にご協力ください。

4)参加方法:
「法政大学国際文化学部・国際文化研究科専任教員以外の参加希望者」、「本学学生参加希望者」はそれぞれ下記のフォームからお申込みください。なお、「本学学生参加希望者」は必ず法政大学メールを記入してください。

申し込み締め切り:12月11日(金)正午まで

・FICオープンセミナー「専任教員による研究発表会」参加申請書(法政大学国際文化学部・国際文化研究科専任教員以外の参加希望者)
https://forms.gle/MTGSEfjPH1bLPZkd8

• FICオープンセミナー「専任教員による研究発表会」参加申請書(法政大学学生用)
https://forms.gle/4xVUvimPKMvUaFnG7

お申込み頂いたのち、Zoomミーティングへの「招待メール」をお送りします。研究会の時間帯に「リンク」を押していただければ、研究会に参加できます。なお、セキュリティ対策のため学外の方のご参加可否は、研究科及び学部にて判断致しますので、ご連絡に少しお時間を頂くことをご了承ください。

5)問い合わせ先
大西 亮(法政大学国際文化学部 教授)
onishi*hosei.ac.jp
※を@にかえてご送信ください。