2021年3月4日
2021年度SA参加予定の学生およびご家族の皆様
法政大学
国際文化学部長 衣笠正晃
2021年度SAの中止について（お知らせ）
新型コロナウイルスの世界的な感染状況に鑑みて、国際文化学部では、2021年度におけるすべてのSAプログラムを中止することを決定しました。
昨年春に2020年度のSA中止を決定して以来、2021年度の実施に向けて学内外の関係機関とともに慎重に検討を進めてきました。しかし日本国内およびSA先各国における新型コロナウイルス感染症の蔓延は収束しておらず、さらに変異ウイルスの発見・拡大が報告されるとともに、ワクチンの接種スケジュールにも大幅な遅れが見られます。このような状況のなかでは十全な体制によるSAプログラムの準備・実施は不可能であると判断いたしました。
SAはコミュニケーション能力の向上、異文化理解力・共感力の深化を目的とし、本学部のカリキュラムのなかで枢要な位置を占めるプログラムです。このSAへの参加に大きな期待を寄せ、その準備のため努力を重ねてこられた学生の皆さんの失望や落胆はどれほどのものか、察するに余りあるものがあります。しかし感染収束が見通せない現状では、なによりも重要な皆さんのSA先での健康と安全を保証することができません。このような決定に至らざるをえなかった事情をどうかご賢察くださいますようお願い申し上げます。
なお今回の決定にともない、2021年度SAに参加予定であった学生の皆さんについてはSA参加を卒業要件に含めないこととします。また、本学部のカリキュラムにおいてSAプログラムが果たすべき教育的役割を踏まえた代替措置を講じます。学生の皆さんが高い意欲を保ちながら学修を続け、成果が挙げられるよう、国際文化学部の教職員が一体となって充実した学修機会を提供してゆくことをお約束します。
以上