合格おめでとうございます。
合格されたみなさまに、そしてこれまで受験生を温かく見守り支えてくださったご家族のみなさまにも、法政大学経済学部の教職員一同、心よりお祝い申し上げます。
経済学部は1920年に創設された日本でも有数の歴史と伝統を有する学部の一つです。これまで12万人もの卒業生を多岐にわたる業種・業界に輩出してきました。経済学は「社会科学の女王」と呼ばれ、現代社会の多様な問題を、俯瞰的な立場で、科学的に分析する学問であり、社会科学の中で唯一、「ノーベル賞」の対象となっている学問です。経済学を学ぶことによって、世の中の仕組みを本質的にとらえる眼、言い換えれば「ものの見方」を養うことができます。とりわけ、今日のように複雑で変化が激しく予測が困難な時代を生き抜く上で、経済学の知識を身につけていくことは、みなさんの将来に有益な選択肢を与えることになるでしょう。もちろん、その先のキャリア形成においても、大きな武器となりえます。
大学は新たな知識を獲得し、深化させていく場です。同時に、新たな友人・教師と出会い、絆を深めていく場でもあります。次の4年間では、ぜひさまざまな挑戦を行い、自分の可能性を広げていってください。そして、多くの学びを得るとともに、豊かな人間関係を構築していってほしいと願っています。われわれも、そうした体験がみなさんを大きく成長させると信じ、魅力ある教育プログラムを多数提供しています（詳しくは経済学部のウェブサイトをご覧ください）。みなさんも、そうしたプログラムに積極的に参加し、実りある大学生活を過ごしてください。主体性とチャレンジ精神が大切です。経済学部での4年間を通じて、みなさんが社会で活躍できるリーダーとして成長されることを大いに期待しています。
経済学部の教職員、在校生一同、みなさんとお会いできることを心よりお待ちしております。桜の咲く季節に、多摩キャンパスでお会いしましょう。
経済学部長 竹口 圭輔
