法学部での学習

大学での学習は、一定のルールに従って自分の学びたい科目を選んで学習していきます。この学習行為を「履修」、ルールを「カリキュラム」と呼んでいます。科目にはそれぞれ単位数が定められており、履修を積み重ねて、ILAC(アイラック)科目・専門科目など分野毎に必要な単位数を満たしていきます。全体の約7割は学科別に定められた専門科目の履修で、約3割は学科共通のILAC科目を履修します。カリキュラムの自由度が高く、履修の選択肢が多いのが、法政大学法学部の特色です。

法学部のカリキュラム(2017年度入学者用)

大学4年間で以下の条件を満たすように科目を履修します

分野学科
法律学科政治学科国際政治学科
ILAC科目100番台0 群指定なし
1 群

以下①~③を全て満たす必要があります。
①ILAC科目100番台 1~3群より 各4単位以上
②ILAC科目100番台 1~3群・5群の合計単位数 14単位以上
③ILAC科目100番台 0~5群の合計単位数 22単位以上

2 群
3 群
4 群8単位
5 群2単位
200番台0 群指定なし
1 群ILAC科目 200番台 1~3群より 各2単位以上
ILAC科目 200番台 0~5群の合計単位数 10単位以上
(国際政治学科のみ ILAC科目 200番台 0~5群の合計単位数 12単位以上)
2 群
3 群
4 群4単位以上(国際政治学科のみ6単位以上)
5 群 指定なし
ILAC科目 合計44単位以上
専門科目 必修科目該当科目なし4単位24単位
 選択必修科目32単位以上該当科目なし44単位以上
 選択科目56単位以上84単位以上指定なし
 専門科目 合計合計88単位以上
総合計132単位以上

 

ILAC(アイラック)科目(全学科共通)

 ILAC科目は、人文科学・社会科学・自然科学・情報科学・外国語・保健体育の各分野をバランスよく学び、社会や世界で活躍するために必要な、幅広い知識や柔軟な思考法、問題を発見しそれを解決する力や高度な文章作成能力、他者との円滑なコミュニケーション能力など、真の意味での「教養」を身につけるために開設されています。これらの基礎となる基盤科目から、応用・発展的なリベラルアーツ科目、専門性の高い総合科目など、段階に応じて多様な学修が可能となります。

 100番台には、基盤科目・外国語科目・選択基盤科目が設置されています。大学生としての基本的な学問への臨み方、および各分野の知識・考え方を身につけ、大学4年間の学習の土台づくりを行うことを目的としています。
 200番台には、リベラルアーツ科目と外国語科目が設置されています。リベラルアーツ科目では、基盤科目の内容をさらに発展、または専門的にした授業が開講されており、皆さんの興味に応じて、教養を深め、視野を広げることができます。また、外国語科目では、1年次に履修した語学のスキルや教養としての外国語をさらに向上させます。

 

■ILAC科目0群

ILAC科目の1群から5群までの科目の履修を容易にするため、それらの導入部を学び、基本的な知識を備えるための科目などがあります。また、法政大学の歴史と現状を知ることで、本学で学ぶことの意義を考え、より深い理解を得るための科目(「法政学への招待」「法政学の探究」)もあります。

 

■ILAC科目1群(人文科学分野)

 1群の科目は、文化全般をその研究対象とし、さらに、文化を創り出す人間とは何か、という研究課題をもっています。そのため、研究対象と講義内容は、多岐にわたります。
 基本となるのは、「文学」「歴史」「哲学」の3分野といえます。文学では、日本の古典・近現代文学を始め、中国古典文学や西欧文学の講義を開講しています。哲学や歴史についても同様に、日本・東洋・西洋それぞれの専門の教員による講義が設置されており、さらに論理学・倫理学・言語学・文章論・宗教学・芸術なども含むさまざまな分野の教員による講座を開講しています。

 

■ILAC科目2群(社会科学分野)

 2群の開講科目は、「法学」「政治学」「経済学」(経営学部は「マクロ経済学」)「社会学」「心理学」「地理学」「文化人類学」「社会思想」の8分野です。
 これらはいずれも、人間と社会のさまざまな側面を、それぞれ独自の視角や方法によって考察するものです。各分野の基本的な知識や視点を学ぶことで、人間社会を理解するための基礎的な教養と知見を身につけます。それと同時に、特にリベラルアーツ科目を通じてそれぞれの分野に特徴的な理論や議論を学ぶことで、専門的・発展的な問いを考えていくための思考力・洞察力を養います。

 

■ILAC科目3群(自然科学分野)

 3群は、さまざまな自然科学の授業によって構成されています。
基盤科目(100番台)では、自然科学の学習に必要な基礎的知識を習得します。リベラルアーツ科目(200番台)では、さまざまなテーマを発展的に学習します。さらに、専門科目である総合科目や教養ゼミを通して、それらのテーマをより深く探求できるようなカリキュラム構成となっています。
 基盤科目は、「教養数学」「基礎数学」「入門物理学」「入門化学」「入門生物学」「天文学」「科学史」および「サイエンス・ラボ」からなる選択必修科目です。いずれも、文科系の初学者にもわかりやすく学ぶことができるよう工夫されています。
 リベラルアーツ科目は、「数学特講」「発展数学」「教養物理学」「教養化学」および「教養生物学」からなる選択必修科目です。

 

■ILAC科目4群(外国語科目)

 4群には英語と諸外国語〔ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語・スペイン語・朝鮮語・日本語(法律学科・政治学科の留学生のみ)〕があります。
 ILAC科目の「英語」では、高校までに身につけた運用能力をさらに伸ばすとともに、世界の多様な文化に対する理解を深め、批判的思考能力を涵養します。「諸外国語」は、それぞれの言語を学びながら、その言語が用いられている地域の歴史・文化・生活に接し、理解を深めることを目的に開講されています。

 

■ILAC科目5群(保健体育分野)

 より健康な生活を送るための基礎を、実技を通して学ぶための科目群です。①クラス指定の週1回半期型、②自由に選択履修できる集中型、③自由に選択履修できる週1回半期型の3つの形式で開講されています。①と③は週1回、半期にわたって開講されますが、②は夏季休暇期間中に4日間の集中授業として市ヶ谷キャンパスに加え、多摩キャンパスでも開講されます。卒業のためには、上記の①、②のいずれかの形式で2単位を取得することが必須です(法学部では3年次までに2単位を取得していなければ、4年生に進級することができません)。

 

専門科目