教員紹介

朝村 太一

教員紹介

ゼミのテーマ

刑事訴訟法の基本判例

ゼミの目的及び概要

 本ゼミは,刑事訴訟法分野における最も基本的な判例を深く検討することを通じて,刑事訴訟法の理解を深めることを目的とするものである。
 ゼミ生をいくつかのグループに分け,それぞれの学期について,1グループにつき1判例を割り当てて,調査・報告を行う。
 報告をもとにしたゼミ生全体での議論を踏まえて,再調査・再報告を行うことも予定している。

ゼミの年間計画(合宿などを含む)

 春学期は,捜査段階において生じる問題に関する判例を中心に,秋学期は,公判段階において生じる問題(証拠に関する問題を含む)に関する判例を中心に扱う。そのほか,裁判傍聴や,法曹等による講演を行うことも予定している。
 懇親会は,学期につき1~2回の開催を予定している。そのほか,夏期休暇中に何らかのイベント(BBQなど)を行うことを予定している。

学生へのメッセージ

 刑事訴訟法分野は,判例が特に重要な役割を担ってきた法分野です(「判例百選」シリーズで第10 版の節目に「一番乗り」を果たしたことも,その証左といえましょうか)。そのため,刑事訴訟法の理解を深めるに当たっては,基本判例及びこれをめぐる議論の内容を理解することが極めて重要であるといえます。
 本ゼミでは,刑事訴訟法の基本判例の中でも特に重要ないくつかの判例に焦点を当て,これらについて深く検討・議論することを通じて,刑事訴訟法の基礎的な理解を固めることをねらいとします(2024年度に刑事訴訟法Ⅰ・Ⅱを履修予定であることを応募の条件とします。もちろん,事前の知識は不要ですので,ご安心ください)。
 判例を読むに当たって必要な刑事訴訟法等に関する前提知識は,ゼミの序盤で教員等から説明します。進路によらず犯罪捜査や刑事裁判等に興味がある方,刑事訴訟法の授業と並行してその理解を深めたい方などの参加をお待ちしています。