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【活動報告】〈市ケ谷〉被災地支援物産展(11/26~11/28)

  • 2025年12月24日
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被災地支援物産展
1 日程 2025年11月26日(水)~28日(金)
2 場所 一口坂校舎 法政大学オリジナルグッズショップ
3 概要 
甚大な被害を及ぼした能登半島地震から1年半、熊本地震から9年の歳月が経過し、今もなお、避難所での生活を強いられている方々がいたり、復旧・復興していない施設やインフラが残ったりしています。しかし一方で、震災の影響を受けていない人々の震災に関する記憶や関心が薄れつつあると思われます。「被災地やそこに暮らす方々のことを忘れないでほしい」、「少しでも被災地の力になりたい」。そんな思いから、被災地の特産品を学内で販売する「被災地支援物産展」を開催しました。今回の物産展では石川県や熊本県の名産を楽しむことができる食品に加え、本学マスコットキャラクターえこぴょんと熊本県PRマスコットキャラクターくまモンのコラボデザイントートバッグや、えこぴょんがデザインされたポーチも販売しました。当日はチーム・オレンジ所属の学生による店頭での呼び込みや、チーム・オレンジの過去の活動に関する展示を実施しました。3日間を通して本学関係者だけでなく一般の方々にもご来店いただいたことで、チーム・オレンジの活動や被災地について多くの方々に知っていただくことができました。今回の物産展で得た売上金の一部は、能登半島地震および熊本地震の寄付金として活用する予定です。

4 学生参加者数 15名
5 企画者感想
本企画は、企画立案から実施に至るまで多くの課題や紆余曲折がありましたが、最終的に無事完結することができ、大きな安堵を感じております。実施に至るまで約1年を要し、当初の想定を超える長期的な取り組みとなりましたが、その分、本企画に対する思い入れも非常に深いものとなりました。物産展企画は、商品および金銭を直接取り扱うため、仕入れ先との調整、商品の条件整理、商品候補の選定・リストアップ、さらには集客方法の検討など、他の企画では経験することのない工程が多く含まれており、非常に刺激的で学びの多い取り組みでした。本企画を通じて、販売業務に関する一連の流れを部分的にですが経験することができ、自身の視野が大きく広がったと感じております。本企画に携わることができたことを、心より嬉しく思います。また、前回の被災地支援物産展の実施が2018年と約7年前であったため、直近の事例を参考にすることができず、企画当初は手探りの状態が続きました。そのような状況の中でも、商品候補の検討から着手し、企画担当者間で意見を出し合いながら検討を重ね、さらに職員の方々やエイチ・ユーの皆様から多くの助言をいただきつつ、試行錯誤を経て無事に実施へと至ることができました。本企画は、多くの関係者のご協力があってこそ実現できたものであり、この場をお借りして深く感謝申し上げます。本企画において特に困難であった点は、学生が購入しやすい価格帯であること、商品種類や賞味期限といった制約がある中で、適切な商品候補を選定することでした。費用や在庫管理の問題が密接に関わるため、魅力的であっても販売見込みを考慮し、採用を断念せざるを得ない商品もありました。在庫リスクを考慮しつつ、企画としての理想をどのように実現するか、そのバランス調整の難しさを強く感じました。一方で、このような課題に直面したからこそ、理想と現実を丁寧にすり合わせる重要性を学ぶことができました。来年度は、より被災地に根差した商品を取り扱えるよう、さらなる工夫を重ねていきたいと考えております。今年度に物産展を実施したことで、来年度以降はより円滑な企画運営が可能になると期待しております。今年度の取り組みを基盤とし、来年度は内容のブラッシュアップを図りながら、東京から被災地を継続的に支援できる仕組みを構築していきたいと考えております。「買って応援、食べて応援。食のチカラで被災地を元気に」というモットーのもと、今後も「食」などの身近な存在を通じて、多くの方々に防災や被災地について考える機会を提供していきたいと考えております。(ボランティアセンター学生スタッフチーム・オレンジ 人間環境学部人間環境学科2年 藤原 あやめ)

物産展企画では、これまでの他のボランティア企画とは異なり、東京にいながら被災地のために何ができるかを考え、大学外の方々も巻き込んで石川・熊本の魅力と支援の必要性について周知することができたという点において、とても意義のある企画だったのではないかと思います。また、物産展企画は過去の記録があまり残っておらず、経験者もいない中での試みだったため分からないことも多かったのですが、その分多くの学びや発見が得られました。私はコラボグッズ担当だったのですが、そもそもデザインの決め方が最初はよく分からなかったり、商品に使用可能なえこぴょんの正規デザインが限られている中で、それに合うくまモンのイラストを検討したりするのが特に難しかったです。試行錯誤を重ねたために企画実施までにかなり時間がかかってしまいましたが、入念な打ち合わせと準備ができて良かったと思います。紆余曲折ありましたが、特産品もコラボグッズもとても売れ行きが良く、企画を無事納得のいく形で終えることができたのは、HUの笠井様とボランティアセンターの職員の皆さん、そして企画者の皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。また物産展当日や準備日には企画者以外のチーム・オレンジメンバーにもたくさん手伝っていただき、本当にありがたかったです。(ボランティアセンター学生スタッフチーム・オレンジ 人間環境学部人間環境学科2年 伊藤 優希)

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売上額 : 267,668円
寄付額 :   12,358円
協力  : 株式会社エイチ・ユー
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  • メディアラウンジでの被災地支援物産展告知

  • 物産展の様子

  • 商品について説明をする学生

  • 最終日に店頭販売をした学生の集合写真