フードバンク、フードパントリー
1 日程
①講義 9月25日(木)②体験 10月18日(土)③寄付 11月1日(土)、3日(月)~7日(金)
2 場所 ①講義 法政大学市ケ谷キャンパスボアソナードタワースカイホール
②体験 東京都台東区浅草橋4丁目4-4並河ビル1F、東京都台東区上野公園・池之端三丁目上野恩賜公園、東京都千代田区東神田3丁目7-3宝山Ⅲ
③寄付 法政大学市ケ谷キャンパス外濠校舎1階ボランティアセンター
3 概要
食事を十分にとることができない人がいるという問題を自分たちの企画を通して、少しでも多くの方に知ってもらうこと、そして実際に体験してもらうことで現状を実感してもらうことを目的として行われました。「特定非営利活動法人セカンドハーベスト・ジャパン」様にご協力いただき、講義、体験、寄付の3つの項目に分かれて理解を深めていきました。講義では学生スタッフによる説明やゲームによって多くの参加者の方にフードバンク、フードパントリーの概要を知って頂くことができました。また、体験では3つの役割に分かれ、実際どのようにフードバンク活動が行われているのかということを知ることができました。寄付では10月31日~11月3日に行われた学祭で余った食材の回収や学内にポスターを貼り、ボランティアセンターの窓口で食品の回収を行いました。今回の活動を通して自分が普段どれだけ十分に食事をとることができているかを改めて認識することができ、また学生スタッフ以外の方々にも参加していただけたことで、フードバンク、フードパントリーの現状を伝える第一歩になったのではないかと思います。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 法学部法律学科2年 本田 美七海)
4 参加人数:① 講義 19名(うち7名学生スタッフ)、② 体験 13名(うち8名学生スタッフ)、③ 寄付 1名(うち1名学生スタッフ)
5 企画学生の感想
今回の活動を通して食べ物や人とのつながりの大切さを改めて感じることができました。講義ではフードバンクの歴史や活動だけでなく、日本のフードロスの現状とその課題について学ぶことができました。フードロスは身近な問題であり、それによって多くの人が苦しんでいることが分かりました。またセカンドハーベスト・ジャパン様でのボランティアでは実際に公園で配るお弁当やドーナツの梱包をしました。作業が多く約300食を2時間半で作るのはかなり大変でしたが、とてもやりがいを感じました。企業やホテルからいただいた食品がどのように必要な人のもとへ届いているのかの工程に携わりながら学ぶことができ貴重な経験となりました。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 法学部国際政治学科2年 金島 朱里)
私はもともとフードバンクというものを知りませんでした。今まで学校ではフードロスのことばかり教えられてきて、実際にどういう取り組みをして減らしていけばいいのか、という肝心なところについては自分たちで考えてできることからやっていきましょうというものばかりでした。しかし今回の活動を通して、私は廃棄になるはずだった食材が本当に必要な人達の手に渡る手段を知ることができましたし、実際にボランティアの方々と交流しながら数百人分のお弁当をつくり、ボランティアの方々の人柄の良さや現場で活動している人として感じている意見なども聞くことができました。講義では積極的に意見を交わし、どうしたらフードバンクやフードドライブがもっと認知されるのかを議論しました。海外では、生活に困っていない子供たちや学生でもフードバンクの食材を利用できるシステムがあるそうです。どんな行動を起こすにしても、それについての知識があるかないかで達成までの道のりは大きく変わると私は思います。未来の自分が何をしているかはわかりませんが、少なくとも社会問題の解決に興味がある私にとって、今回の体験は価値のあるものだったと思っています。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 人間環境学部人間環境学科1年 冨山 紗矢太)
6 参加学生の感想
はじめはフードバンクについてあまり詳しくなかったのですが日本では多くの食品ロスの問題を抱えていることを改めて知って驚きました。そして、どのような食品がフードバンクとして優先されるのかも分からなかったのですが、生鮮食品などの新鮮なものなど消費者にすぐ届けられるものが重要なのだと分かりました。グループディスカッションでは飲食店などの売れ残りが激しいのを身近に感じているからこそよりこれからフードバンクについて知りたいと考えるきっかけになりました。(講義の参加学生の方より)
キッチン部隊を担当し、表には見えない裏側の活動を体験できた点は貴重な経験でした。テレビ等のメディアでは配食の場面しか目にすることがなかったのですが、その前段階でボランティアの方々が食材の準備や仕分けをされている様子を見て、この活動はこうした方々の尽力によって支えられているのだと実感しました。フードバンクの現場を知り、運営側からその過程を体験することができたのは、本当に貴重な体験をすることができました。 (体験の参加学生の方より)
グループでの話し合い結果を発表する様子
講義終了後の集合写真
体験 キッチン部隊
体験 食品仕分けとパッケージ