PickUP

【活動報告】〈市ケ谷〉琵琶湖の環境保全~琵琶湖ツーリズム! 大学生で考える環境ボランティアの未来2025~(10/11、11/9)

  • 2025年11月26日
PickUP

琵琶湖の環境保全~琵琶湖ツーリズム! 大学生で考える環境ボランティアの未来2025~

1 日程  オンライン講座、事前説明会 2025年10月11日(土)
        実践編(ボランティア活動) 2025年11月9日(日)
2 場所  Zoom ・滋賀県 琵琶湖湖畔
3 概要
今年度も関西大学、明治大学と本学の3大学連携による「琵琶湖の環境保全-琵琶湖ツーリズム!大学生で考える環境ボランティアの未来2025」が関西大学の主催により実施されました。当活動は事前講義及び現地琵琶湖でのボランティア活動、の2部で構成で実施された企画です。事前講義(オンライン開催)では、前半には滋賀県琵琶湖環境部自然環境保全課 生物多様性戦略推進室 副主幹の中井克樹氏より、琵琶湖の環境保全(特に侵略的外来生物への対策)をテーマにご講演をいただき、琵琶湖における環境保全の現状を学びました。また現地での活動は、雨天のため午前中はバス内で待機することになったものの本学、関西大学、明治大学の学生が盛んに会話し、学生同士で活発な交流が行われ、貴重な時間となりました。午後からの活動は滋賀県守山市今浜町第2なぎさ公園に隣接する「琵琶湖に流入する河川の河口」で特定外来生物に指定されている植物「ナガエツルノゲイトウ」の除去作業を行いました。「ナガエツルノゲイトウ」は農地に侵入すると短期間で爆発的に繁殖し、深刻な被害を与えることが各地で明らかになっており、そのことが初期に顕在化したのが千葉県印旛沼やその周辺の農地でした。除去作業は沼地で腰まで水に浸かっての作業となりましたが、参加した学生同士が協力し、大変ながらも予想した以上の除去作業ができたので気持ちの良い活動でした。ボランティアセンターは今後も3大学と連携をして合同ボランティアを実施していきたいと考えています。

4 学生参加者数 
 オンライン講座、事前説明会 26名(法政大学 18名、関西大学 5名、明治大学 3名)
 実践編(ボランティア活動) 39名(法政大学24名、関西大学14名、明治大学1名)

5 参加学生の感想
琵琶湖に元から興味があり、外来植物についても知りたいと思い、参加しました。外来植物が、陸海両生なため少しでも茎などを残しておくと繁殖してしまうこと、繁殖力の強さを改めて感じました。また、胴長といった少し動きづらい服装で活動する大変さを感じました。今回の活動を通して琵琶湖の美しい景色や、外来生物などについて改めて考える良いきっかけになりました。(法政大学 社会学部 4年)

参加理由として外来種生物に興味があった。雨が降っている時もあったが、大量のナガエツルノゲイトウが絡まり合っていて取るのが大変ではあったがやりがいがあってよかった。外来種は影響が出てしまうと駆除しないといけなくなりそれが外来種と在来種が関係ないということを聞きとても興味深かった。在来種でも外来種でも影響を与えることで対策をしないといけなくなってしまうということ、水陸両生の生き物の駆除の大変さをこのボランティア活動を通して感じた。(法政大学 生命科学部 1年)

以前海岸清掃企画に参加したことがあり、かなり達成感を味わうことができたため今回の水草除去活動でもやりがいを感じることが出来るだろうと考え参加した。初めて水草除去活動に参加し、想像以上に体力を奪われる作業だと分かった。外来種だからという理由で除去しているのではなく、その場の環境や在来種を守るために除去するという趣旨をしっかりと理解した上で作業出来たことが良かった。ただ、同時にその場の生物たちの命も多少犠牲にしないといけないという点に関しては、作業をしている途中で残念に感じた。活動を通して感じたボランティアの魅力とは実際に自分の体を動かすことによって達成感を得ることができると考えた。(法政大学 法学部 3年)

環境保全に元々興味があったため参加した。今回の活動ではナガエツルノゲイトウの駆除を行ったが、実際の活動中に目的の植物意外を巻き込んでいてもわからないと思った。川に踏み入るため泥が舞い上げ、エビや蜘蛛など様々な生き物を追いやったため、途中は自分が環境破壊をしているように錯覚した。作業自体は不慣れながらも楽しかったが向き合い方が難しいと改めて思った。活動中は作業に夢中になるため、名前も知らない相手とその場で協力することができるのはボランティアの特徴だと思った。(法政大学 文学部 4年)

私は学外で他大学の人と交流できるボランティアをやってみたいと思い参加しました。水中での活動は自分が思っていたよりもずっと動きづらく、少しの範囲でも駆除するのが大変でしたが、役割を分担し、互いに助け合いながら駆除活動ができたことが良かったです。普段関わりのない人からいろんな話を聞いたり、話したりして仲を深められるのが魅力だと思いました。また、環境問題の現状を実際に自分の目で見て、どれだけ大変なのかを実感できることも魅力だと思いました。今回活動を通して、琵琶湖という大阪から離れた地域の環境問題が、私たちにとって非常に身近なものであると学べました。(関西大学 商学部 2年)

  • 活動前に説明を受ける参加者

  • 「ナガエツルノゲイトウ」を駆除する様子

  • 「ナガエツルノゲイトウ」を駆除する様子

  • 集合写真