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ダウン症の方と一緒に大学祭をまわろう!共に生きる未来へ~多様性を楽しもう~
1 日程 2024年11月2日(土)
2 場所 法政大学市ケ谷キャンパス
3 概要
昨年度も実施したダウン症の子と一緒に大学祭を回る企画を今年度も開催しました。協力団体は、昨年度に引き続きNPO法人アクセプションズさんです。アクセプションズさんは、ダウン症の子どもを持つ親御さん方が立ち上げた団体です。障がいのあるなしに関係なく、お互いを尊重できる、インクルーシブな社会の実現を目指して活動されています。昨年度の反省点として、回る時間が短いことやアイスブレイクの時間が十分に取れていなかったことなどが挙げられました。これを受け今年度は、企画時間を長めに取り十分に回ることが出来る時間を確保し、事前のアイスブレイクの時間も長めに取り、お互いに打ち解けた状態で大学祭を回ることが出来ました。また、講義企画に続き、他大学にも参加者を募りました。ダウン症を持つ子どもと一緒に活動できるような場は日常にはあまりなく、接し方に無知ゆえの不安を持っているからこそ関わることをためらってしまう事がありますが、この不安を今回の経験を通じて払拭することが出来たり、実際に関わる中で自分の中にある偏見に気付いたりできたのではないかと感じます。本企画には福祉関係に興味関心が高い方や今まで関わりを一切持ったことがないという方まで幅広く参加されました。不安感を抱えて企画に参加している方もいましたが、事後アンケートでは全体として「楽しかった」といった感想や、今回がダウン症の方と接する初めての機会だった方からは、より良いコミュニケーションの方法や接し方を模索し学びたいという声も寄せられました。これは、普段関わる機会がないからこそ、初めて知ることが多く、関わり方について自身の体験をもとに考えることが出来たとともに、ダウン症についての理解が深まったように感じられます。今後もダウン症の理解が深まるように、企画を実施していけるよう努力します。(ボランティアセンター学生スタッフVSP キャリアデザイン部キャリアデザイン学科2年 盛田 有紗)
4 学生参加者数 18名(法政大学16名、共立女子大学2名)
5 企画学生の感想
本企画は去年よりも自由にまわってもらえるようにしました。どこをまわるか決めるためにパンフレットを見ている時間も、参加者同士でコミュニケーションが生まれていて、よかったです。しかし、自由であるがためにまとまりをつくるのが難しい場合もあります。そのときには他の参加学生に大いに助けていただきました。事後アンケートを見ると、それぞれの学生に新たな気づきや学びがたくさんあったようでした。本企画を遂行できたのは、アクセプションズさんや参加学生、職員さんなどさまざまな人の協力によって成り立っています。企画者だけの成果ではもちろんありませんが、私たちの企画が、参加された方々の何か力になったならばとても嬉しいです。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 文学部日本文学科2年 大江 千歳)
始まる前は参加者の皆さんと打ち解けられるか不安でしたが、実際に交流するととても楽しく、あっという間に時間が過ぎるのを感じました。初めてダウン症の方と長い時間関わって、言いたいことを理解することの難しさを知ることができました。最初は不安を抱えていましたが、最後は参加者の方々が笑顔で帰っていく姿を見て嬉しく思いました。参加者の楽しそうな様子が印象的で、私自身も大学祭をさらに楽しむことができたので、機会があれば来年も開催できることを望んでいます。とても有意義な時間でした。企画者の方やアクセプションズさん、参加学生など企画に関わった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。 (ボランティアセンター学生スタッフVSP 法学部法律学科1年 瀧上 かがり)
6 参加学生の感想
たくさんのイベントや屋台を一緒に回れて楽しかったです。好きな食べ物や展示を聞いて回るとスムーズに動けてよかったなと思います。難しい会話の流れだと理解しにくいため、簡単な単語の羅列や、選択肢で答える会話を意識すると、伝わりやすいことを学びました。 どの展示の学生もわかりやすい言葉で話しかけてくださいましたが、文字のボードなどがあればもっと会話しやすいと思いました。今回は時間が少し短く感じたので、もっといろんな展示を一緒に回りたいと思いました。他にも会話を続けるにはどんな工夫があると楽しむことができるか学んでからまた行きたいと思いました。(ボランティアセンター学生スタッフVSP人間環境学部人間環境学科1年 金子 瑛)
とても楽しくて時間があっという間でした。ダウン症の方とここまで密接に関わることはあまりなかったので、たくさん学びもあり、とても楽しかったです。話を分からなかったら分からないままにするのではなく、しっかり聞いてちゃんとコミュニケーションが取れることを実感しました。(文学部心理学科2年 小川 桃佳)