獣害対策講座~獣と人間の共生について~
1 日程 2024年7月5日(金)
2 場所 富士見ゲート6階G602教室
3 概要
近年、イノシシ、シカ、クマ等による農作物の被害や住居への侵入は全国的な問題となっており、その被害は都内の新宿区でも見受けられ、都心を行き来する私たちも無視することはできません。そこで、このような機会に獣害と人間との共生を考えることが必要であると考え、私たち市ヶ谷ボランティアセンターVSP主導の元、今回の企画を実施するに至りました。また、これからの社会を担う私たち学生自身が主体となって獣害対策に取り組むことを重視したため、今回は早稲田大学「平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)」の「狩り部」様を講師にお迎えしご協力いただきました。 本企画では、狩り部さんの現地での活動報告や実際に使用されている罠にかかってみるという、「実践的」な体験を取り入れることで獣害を身近なものとして認識してもらうための機会を提供しました。またグループディスカッションでは獣害問題やジビエ料理などに関する議題に対して様々な意見が飛び交い、今後自主的に獣害問題と向き合うきっかけとなったのではと感じます。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 人間環境学部 人間環境学科2年 高木 結衣)
4 学生参加者数 18名(法政15名、共立女子3名)
5 企画学生の感想
近年身近な問題になっている獣害問題を考えることは普段できる体験ではなく、参加者や私自身も集中して講義に参加することができ、とても貴重な経験でした。講義では早稲田大学狩り部の方々が動画や、写真、聞き手に対する質問など多くの工夫をされており、講義内容に没入することができ、講義の仕方も学ぶことが多くありました。特に、罠の体験では普段できない体験を参加者の方にも楽しんでいただけていてよかったです。グループワークでは、私はファシリテーターを務めたのですがクループの方全員の意見を聞くことはできましたが、議論の内容を深める、そしてその意見をグループの意見としてまとめることが難しいと感じました。今後の講義企画ではファシリテーターとしてうまく議論を活発化させられるよう努めていきたいと思います。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 法学部 法律学科1年 堀下 紗歌)
6 参加学生の感想
罠にも違法なものがあるとか、現在の被害状況やその対策する人の数などの知識に加え、近い年代の人の体験や考えを聞けたのはとても貴重な機会だった。自分が持っている知識だけでは獣害問題というのは簡単には表せないほど、生態系だったり、生命倫理だったり、法整備だったりと、とても複雑な問題で、それについて考えたり、ディスカッションができて良かったしとてもいい刺激になった。また、実際の皮や罠など自分の目で見ることができて身近なものに感じられた。獣害の問題について、様々な方面から多くの知識を得られたことがとても楽しかったし、充実した時間だった。(人間環境学部 人間環境学科 1年 花井 美友)
鹿の皮を触る体験
実際に罠にかかってみる体験
グループディスカッションの様子
企画の最後に集合写真撮影