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【活動報告】〈市ケ谷〉災害救援ボランティア講座(6/22,6/29,7/6)

  • 2024年07月19日
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災害救援ボランティア講座 
1 日程 2024年6月22日、29日、7月6日(毎土曜日)
2 場所 富士見ゲート5階G501教室、池袋防災館、市ヶ谷総合体育館、外濠校舎2階S204教室
3 概要
市ヶ谷ボランティアセンターでは、災害救援ボランティア推進委員会、東京防災救急協会、千代田区社会福祉協議会のご協力のもと「災害救援ボランティア講座」を実施しました。第1日目は、市ヶ谷キャンパス富士見ゲート5階G501教室にて千代田区社会福祉協議会の取り組み、災害救援ボランティアの基本、千代田区の地域の特性を踏まえた災害に関する取り組みを学び、災害ボランティア活動のケースワーク(グループワーク)を行いました。第2日目は、市ヶ谷総合体育館柔道場にて、上級救命技術講習として応急手当活動について学び、AEDの使用方法、胸骨圧迫、災害時などでのけがの応急処置などは実際に人形などを使い実践しました。第3日目は、池袋防災館で災害模擬体験を行った後、大学に戻り講義形式で災害対策の基本や災害ボランティア活動の安全衛生を学び、図上演習(グループワーク)を行いました。災害救援ボランティア講座は毎年行われており、全講座受講により、上級救命技能認定証、セーフティリーダー認定書が交付されます。今年も多くの学生が認定証を交付されました。また本企画参加者は「法政大学災害救援ボランティア」に登録し、災害発生時に学生ボランティアとして活動します。市ヶ谷ボランティアセンターでは引き続き災害時に活躍できる学生の育成に取り組んでいきます。

4 学生参加者数 6月22日 29名、 29日 28名、 7月6日 28名
5 参加学生の感想                                           
災害対策の基本の他に、上級救命講習を通した応急手当活動、ワークショップ・図上演習を経て、災害についての意識がより高まった。ただ自分一人で学ぶのではなく、ほかの参加者との話し合いがあったことにより、新たな視点の発見にもつながった。特に最終日に行った図上演習が印象的で、三日間で得た知識を基に判断する場面もあったため、復習の意味もかねて濃い時間を過ごすことができた。この三日間で得たことを、家族や友人に共有して、みんなで防災意識の向上を図っていきたい。(法学部法律学科3年 後藤 元香)

全3回にわたって災害救援ボランティアに関する講義、並びに救命のための実技を教えていただきました。私は今年の能登半島地震や2011年の東日本大震災で身近な人が苦しんでいる様子をみて、何とか被災された方々の助けになりたいと思い応募しました。講義では、地震だけではなく、災害対策基本法に規定されている様々な災害について、それがなぜ起こるのか、また人々にどのような被害をもたらすのか、それに対して私たちは何をできるのか、ということを学びました。どの回も興味深く取り組めましたが、特に第2回の上級救命講習が印象に残っています。そこでは人が倒れていた時の一連の確認事項と対応策を学び、最後には筆記試験に取り組みました。私はかつて電車内で倒れている人を目の前にして、何もできなかった自分にどこか歯がゆさを覚えていました。この回を通じて、今後そのような事態に直面した時も慌てず、冷静に対処できるなと思えました。私の周りの参加者の方々は、能登半島地震の被害者が身内にいた等の理由から参加された方がいて、グループワークでも意欲的な姿勢をみせていました。グループワークを通じて知り合いも増え大変満足のいく充実した3日間になりました。(法学部法律学科4年 井手 洋輔)

 

 

 

 

 

 

 

  • 災害ボランティア活動のケースワークの様子

  • 応急手当活動について学ぶ

  • 2日目に開催されたAEDを実際に体験する学生

  • 3日目、池袋防災館で職員から説明を聞く

  • 池袋防災館で災害の模擬体験を行う

  • 認定書を受け取る学生