PickUP

【活動報告】〈市ケ谷〉学生による語り部(6/10)

  • 2024年07月02日
PickUP

学生による語り部
1 日程   2024年6月10日(月)
2 場所   市ヶ谷キャンパス 富士見ゲート2階G201教室
3 概要
2024年6月10日、市ヶ谷キャンパス富士見ゲート2階G201教室で「学生による語り部」が行われた。福島県いわき市出身である学生を語り手として、東日本大震災について知るとともに、災害の恐怖について考え、この先危惧されている首都直下型地震や南海トラフに向けて防災意識を高めることを目的として実施された。初めに、内山政春教授の震災についての話があり、緊張した面持ちで3月11日を思い起こした。教授の講話後、学生から地震の概要が説明され、地震が発生する原理と規模について理解した。また、地震に伴う津波と火災の被害により、大規模な家屋損壊と2万人を超える人的被害が及び、大勢の子どもが震災孤児になったことを知った。地震発生当日の行動や地震による切迫した状況を聞いた後、自分達がその時何をしていたか話し合うことで当時を顧みた。次に、地震に伴う福島第一原子力発電所事故によって多くの人が非難したことや、地震の影響によるその後の生活の変化、4月11日の地震について話され、復興の難しさについて学んだ。最後に、BINGとワークショップが行われ、新たな防災の知識をつけることができた。今回の企画により、参加者全員が災害がどれほどの被害を及ぼすのかを知り、13年経った今だからこそ東日本大震災について考えなければいけないと感じた。(ボランティアセンター学生スタッフ チーム・オレンジ 文学部日本文学科1年 小原 帆白)

4 学生参加者数 28名(法政大学24名、共立女子大学1名、三輪田学園高等学校3名)

5 参加学生の感想
私も幼稚園の年長で、震源地から比較的近い栃木県であの日を経験したので、3.11のことはよく覚えています。しかし、周りが泣き叫んでいたり、住んでいるところを離れるという経験はなく、大きな被害のあったところで災害を経験した人の話しを聞くことができて、私にとって深い学びとなりました。(文学部地理学科2年 大森 藤輝)
震災の後は人々が不安のなかにあり、そのようなときはデマが広がりやすい。また適切な情報がないと風評被害が発生することもある。今回のお話を聞いて、震災などの非常事態の際には公的機関からの信頼できる情報が必要だと改めて感じた。(法学部法律学科 2年 村山 哲)

 

 

 

 

  • 司会をする学生

  • 当時の講話をするボランティアセンター長

  • 当時の様子を語る学生

  • 質問に答える職員

  • 並べ替えゲームをする学生

  • 参加者全員で集合写真