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【市ヶ谷】外来魚・外来生物駆除について考えよう!
1.日程 2023年5月22日(月)講義企画
2023年6月3日(土)駆除ボランティア
2.場所 外濠校舎 5階 523~526会議室(講義企画)
千葉県我孫子市四つ池(NEC我孫子事業場内(駆除ボランティア)
3.概要
市ヶ谷ボランティアセンター学生スタッフVSPは、手賀沼水生生物研究会様とNEC様のご協力のもと、外来魚問題に関する講義とワークショップを行いました。本企画には合計8名の学生に参加いただき、次月にある外来魚駆除活動にも多くの応募をいただきました。当日の講義では、四ツ池の現状や今までの問題を写真とともに学びました。小さな環境で大きな食物連鎖が行われていること、広大な自然の中から減少してしまった在来種を探し守り抜くことなど、全てが新たな気づきであり、それを解決する難しさを痛感しました。ワークショップでは、外来種の現状問題を踏まえ「それらの問題にどのような立場から解決に取り組めるか」を考えました。外来種に対する知識差の違いや学部ごとの独自の視点は、より一層議論の盛り上がりを助長しました。外来魚や外来種のことを知らない学生は多いと感じています。しかし、外来種は身近なところに存在し、予想よりも高い確率で人々の影響を受けています。今後、一人一人が環境に対して考える機会を増やしていきたいです。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 国際文化学部国際文化学科3年 長尾 美紅)
4.学生参加者数 13名(講義企画) 5名(駆除企画)
5.企画学生の感想
今回の講義は外来魚や外来種について知る良い機会になったと思います。私は外来種についてあまり考えたことがなかったので初めて知ることが多かったです。特に、外来魚を駆除し在来魚を守る活動は自然相手のため一筋縄ではいかず、人々の理解を得るのが大変だったというお話が印象的でした。ディスカッションは短い時間にもかかわらず活発に議論することができました。参加者が外来種について考えるお手伝いができ嬉しく思います。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 経営学部経営戦略学科3年 境野 怜佳)
6.参加学生の感想
外来生物に対しての関心というのはそれほどあるわけではありませんでした。しかし企業説明会に参加した時に多様化への取り組みがでてくることが多数あったこと。父が釣りが好きな影響で釣り番組を見るのですが、ちょうどバス釣りの回でそれに対して父が文句を言っていたこと。以上のふたつがきっかけとなり今回参加させて頂きました。今5月なのに異常に暑いことだったり身近な気候変動には興味を持ち行動をとる一方で生物の多様性というのはあまり意識下にないことを改めて実感しました。極端に言ってしまえば、日常的に見るのはヒトとイヌとネコだけです。生物だけではなく現代の意識、ファッションも画一化されていると日々感じます。生物の多様化が失われることで訪れる危機についての例がとても分かりやすかったです。遺伝的撹乱も目には見えずとも重要な問題だと思いました。統計的な増減に基づく原因の推察や行動というのはとても好きな分野なので四つ池の具体例をお聞きするのはとても面白かったです。(経営学部経営学科2年 伊藤 萌香)