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「学習」の貧困~私たちにできること~
1、日程 5月11日(木)
2、場所 外濠校舎5階 523~526会議室
3、概要
子ども系の企画を行いたいということから始まり、子どもたちと対面でかつ継続的に関わることができる子どもの学習支援について企画を行うことになりました。特に家庭の貧困により思い通りに勉強ができない子どもたちをテーマに話を進め、企画メンバーは実際に約半年間港区の学習会に参加しました。実際に参加し子どもたちと関わることで現場を知ることができ、その中で新たな発見や学びを得ることができました。当日は特定認定非営利活動法人KIDSDOOR様に子どもの貧困と取り組みについて講演をしていただいた後に、私たちが参加した学習会の体験談を話し、後に質疑応答に加えて、ディスカッションを行いました。ディスカッションでは「家で自主学習できる環境をどのようにつくるか」、「学習の貧困の連鎖を断ち切るには連鎖のどこに重点を当てるべきか」について話し合いを行いました。参加した学生同士で積極的に意見を出し合うことができ、最後にグループの意見を発表することで理解を深めることができました。
身近で小さな問題だけでなく、私たちが考えているよりも多くのそして大きな問題が深く関わっているということを知ることができ、その中で何が大切なのか私たちに何ができるかということを考えることができたと思います。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 理工学部経営システム工学科2年 山本樹輝)
4、参加学生数 33名(法政24名共立女子9名)
5、企画者感想
子どもに関した企画がしたいということで、今回当企画に参加しました。子どもの貧困の格差についての講義を行いましたが、ディスカッションの中で参加者が主体的に子どもの貧困のことについて考える姿が印象的でした。当日は司会者ということで、ディスカッションには参加できませんでしたが、参加者の発表にKIDSDOORの講師の方がフィードバックをしていただいて、講義全体でテーマの理解が深まったのがとても良かったです。今回の企画が参加者にとって子どもの貧困について考えるきっかけとなれたのならうれしいです。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 法学部政治学科3年 薄井春彦)
子どもの貧困問題は、私が想像していた以上に深刻な問題でした。7人に1人の子どもが貧困である社会において、キッズドアさんのように子どもたちを支援する取り組みは必要不可欠であると考えました。また、貧困の連鎖を止めるために学習支援がどれほど重要であるか理解することができました。しかし、このような子どもたちは弟や妹の面倒を見たり、家事をしたりして勉強をする時間を確保することが難しいということです。このことを学び、子どもたちが落ち着いて学習することができる環境をどのように用意すべきか、が今後の課題であると考えました。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 法学部国際政治学科2年 魚地遥香)
6、参加者の感想
自分が今まで知らなかった日本の学習の貧困について知って、深く考えさせられました。誰かに任せるのではなく自分ができるサポートや支援を見つけて行動を起こしていきたいと思います。(人間環境学部人間環境学科1年 佐藤愛理)
どういった方々が子どもの貧困の問題に取り組まれているのか知ることができて、現場の環境を想像する良い機会になりました。質疑応答では、貧困層に学習の機会を与えることで、子どもたちが変化する機会を得られて、実際に変わっていった子たちもいるということを知れたのは良い気づきでした。貴重な機会をありがとうございました。(経営学部経営戦略学科3年 根来佑輔)