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【活動報告】〈市ヶ谷〉2022年度 東北被災地スタディツアーを実施しました!(3/7~3/9)

  • 2023年03月23日
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【市ヶ谷】2022年度 東北被災地スタディツアー

1.      日程 事前説明会 2023年2月21日(月)

     実施日   2023年3月7日(火)~9日(木)

2.      場所 岩手県(陸前高田市・釜石市・宮古市・山田町・大槌町)

     宮城県(仙台市・気仙沼市・石巻市)

3.      概要

2023年3月7日から9日にかけて、東北被災地スタディーツアーを実施しました。このツアーは、東日本大震災の被災地を訪れることで、現地での体験を通じて防災意識を高めることを目的としています。 1日目は、仙台市立荒浜小学校と仙台市荒浜地区住宅基礎の視察を行いました。荒浜小学校は、津波によって全壊した建物であり、現在は震災遺構として保存されています。荒浜地区住宅基礎では、津波によって家屋が流された後に残った住宅の基礎部分を見学しました。 午後からは石巻市に移動して、「防災まちあるき」に参加し、市内視察をしました。2日目は、宮城県の大島を訪れ、語り部の村上まきこさんの講話を聞きました。村上さんは、大島で震災に遭い、被災地での経験を通じて防災の重要性を訴えていました。その後、気仙沼市に移動し、リアスアーク美術館と気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を訪れました。リアスアーク美術館は、津波によって被災した地域の復興を写真や被災物を通して支援する活動を行っており、その取り組みについて学びました。気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館では、津波被災地の現状や復興の様子を展示しており、被災地の実情を知ることができました。そして岩手県のいわてTSUNAMIメモリアルと奇跡の一本松を訪れ、いわてTSUNAMIメモリアルでは、津波被災地の様子をリアルに感じ取ることができ、ガイドの解説を通じて防災意識を高めることができました。奇跡の一本松は、津波によって周囲の木々が倒壊した中で、唯一生き残った松の木であり、震災の生存者たちの希望の象徴となっています。 最終日は、三陸鉄道震災学習列車と宮古観光協会の「学ぶ防災ガイド」に参加しました。 午前中、三陸鉄道の列車に乗り、被災地の現状を列車に乗りながら見学しました。列車内では震災時の様子や復興の様子がパネルで紹介され、震災当時の恐怖や復興の大変さを実感しました。また、列車から見える被災地の風景には、まだまだ復興が進んでいないところもあり、盛り土を行っている様子も確認でき、改めて被災地の現状を実感しました。 午後からは、宮古市の観光協会で「学ぶ防災ガイド」の講話を聞きました。講話では、震災時の避難方法や備蓄の重要性、避難場所の選び方など、防災についての基礎知識を学びました。また地震発生時には携帯電話の利用やラジオの情報収集などが大切であることや、災害時には周りの人々との協力が必要であることも学びました。 このような講話を聞くことで、被災地の現状や防災の重要性を改めて認識することができました。今後は、自分たちも防災のために備蓄や情報収集の準備を行い、災害が発生した場合に備えることが大切だと感じました。(ボランティアセンター学生スタッフチーム・オレンジ 経済学部経済学科2年 髙橋駿介)

4.学生参加者 35名 (事前説明会 22名 )

5.参加学生の感想

・多くの写真や資料、被災地の方の声を通して、参加者全員が、震災についてより深い学びを得ることができたと思います。3月11日が近い中お話をして下さった語り部の方々の、(被害を二度と繰り返さないようにここで得たことを周りの人に伝えて欲しい、自分たちが震災で起こったことを伝えることで、防げる未来がある)という言葉が印象的でした。私自身も、スタツアで学び感じた多くのことを持ち帰り、家族や友人に伝えるつもりです。 

・今回のスタディーツアーでは、過去を顧みつつ、未来を向いて復興への道を進む被災地の姿が非常に印象に残っている。震災遺構等の、震災の傷跡をまちに残しながらも復興を進め、その様子を後世に伝えていく被災地を、私たちは実際に見た。これを踏まえて、私はこの被災地の思いを自分たちこそが継承し、さらに周囲に、伝えていく活動をするべきだと感じた。最後に企画者として、このツアーを企画することができ良かった。 

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  • 震災遺構 荒浜小学校を見学

  • 気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館にて震災時の様子を聴講

  • 三陸鉄道 震災学習列車に乗車

  • 全員で記念撮影