手話講座特別編
1.日程 2022年12月21日(水)
2.場所 富士見ゲート6階 G602教室
3.概要
10月から全8回行われてきた手話講座(入門編)の参加者から「ろうの方から話を聞いてみたい」という希望が多くあったため、手話エンターテイナーとして幅広く活躍している那須映里様を講師としてお迎えした手話講座(特別編)を実施しました。又、手話通訳士として、手話講座の講師を務めてくださった中野佐世子先生、佐伯富美子様をお迎えしました。講話では、実際のところ手話がどの程度使われているのかといったお話から、ろう者と聴者が協働していくために大切なことといった那須様の想いまで、様々なお話をしていただきました。ドラマなどの影響で手話が広まりつつある今、実際に手話を第一言語として使っている那須様からお話を聞けたことはとても有意義な時間でした。この講座を通して多くの参加学生が、ろう者のことを知る一歩を踏み出せたのではないかと思います。(ボランティアセンター学生スタッフチーム・オレンジ 法学部法律学科3年 石田 里奈)
4.学生参加者数 68名(法政43名 家政学院6名 共立女子8名 明治4名 三輪田学園7名)
5.参加学生の感想
恥ずかしながら初めてろう者の方の手話を拝見しました。手だけではなく、表情、口型、からだの動きととてもダイナミックで多彩な言語だと感じました。また、那須さんと手話通訳の方が楽しそうに手話で会話しているのを見て、とても羨ましいと感じました。私も手話を学んで、手話を使う方々とおしゃべりを楽しんでみたいと思いました。本日は貴重なお話ありがとうございました。(文学部史学科1年 今津 華音)
「手話は言語である」というお話が特に印象的でした。私自身もろう者のコミュニケーションのひとつと考えてしまっていた部分があったため、手話を見直すきっかけとなりました。また、手話にも男性的、女性的といった表現があることを知り、それも私が普段使っている日本語と同じだと認識しました。手話を言語としての「手話」と一概に捉えるのではなく、一人一人の手話があることを意識してみたいと思いました。貴重なお話ありがとうございました。(社会学部社会学科3年 中山 京佳)
私は手話の言語的な面について興味があって講義に参加したが、ろう者を取り巻く現状についての話も聞けてよかった。特に、手話は別の文化を持つ言語であるということは言葉として理解できていても、実感を伴っていなかったことに気づき、認識を変えることの難しさを感じた。また、対等な人間として、どのようなことに気を付けたらよいかや、私達が何を考えていくべきかを知れてよかった。(法学部国際政治学科2年 坂井 美沙希)
多くの学生が参加しました。
講師の那須映里氏
クイズ形式も交えながら講義する那須氏
質疑応答の様子