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【活動報告】<市ヶ谷>福島被災地スタディツアーを実施しました!

  • 2022年12月23日
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【市ヶ谷】「福島被災地スタディツアー」

1.日程 2022年12月4日(日)

2.場所 福島県いわき市、双葉郡双葉町

3.概要 

「法大生の知らない放射能の世界 ~今もまだ残る震災の傷跡~」をテーマに、東日本大震災の学習と福島県の魅力発見のためのスタディツアーを実施しました。

午前は福島県いわき市にある環境水族館アクアマリンふくしまを訪れ、震災講和を聞きました。そこでは、震災時にアクアマリンふくしまが受けた被害の説明に加え、早期復興へ向けてどのように動いたか、どのような心境で復興作業を行っていたかを伺いました。午後は福島県双葉郡双葉町にある東日本大震災・原子力災害伝承館を訪れました。東京電力福島第一原原子力発電所事故に伴う原子力災害によって福島県ではどのようなことが起きていたのか、原発周辺の遺構や住民の思いが伝わる展示物を見学しました。また、浪江町で震災を経験し避難生活を送った当時小学6年生だった方の講和を聞きました。今回の参加者は、最年少者でも震災当時は小学1年生でした。原子力災害伝承館で講話をして下さった方は私たちと年齢がさほど変わらず、体験談がとても身近に感じられました。私たちより下の世代は震災当時はまだ幼く、当時のことを鮮明に覚えていられる年代ではなくなります。そしてすでに、今の小学生たちは東日本大震災のことを知りません。私たちが、東日本大震災を経験したその教訓を後世に伝えられる最後の世代ではないでしょうか。私たちも、いつ、どこで災害が起こりどのような災害が発生するのかわからない状況に常にあります。私たちができることは、災害が起きる前に私たちが体験したり聞いた経験談を後世に伝え、同じ被害が出ないようにする事だと思います。その役割の一端を、チーム・オレンジが担うことができるよう、今後も防災啓発活動を続けていきたいと思います。(ボランティアセンター学生スタッフチーム・オレンジ 文学部地理学科2年 角 優子)

4.学生参加者数 40名

5.企画学生の感想

アクアマリンふくしまも東日本大震災・原子力災害伝承館のように長く時間を取って欲しかったと直接意見をいただいた。見学時間を減らせばよかったかと悩みましたが、震災当時の語り部の生の声を聴き、災害と向き合ってきた日々を知ることが未来への道標であることを感じ、ゆっくり時間をかけて本当によかったと思いました。(ボランティアセンター学生スタッフチーム・オレンジ 文学部・哲学科1年 中川 月海)

4.参加学生の感想

・アクアマリンふくしまでも災害伝承館でも本当に貴重なお話の聞けるいい機会だったと思いました。今まで東日本大震災について知ることから逃げていた部分が多々あったが、これを機に正しい知識を身につけること、過去の経験を教訓にしていくことにもっと尽力したいと思えた。

・目の前の津波が映像によっても震災をリアルに感じた。伝承館では語り部として私たちと年齢の変わらない方が震災を伝える姿に尊敬の念を抱きました。教訓として伝えて下さったことを忘れずに日々過ごしていきたいと思いました。ツアーに参加することでしか得られない経験が出来たと思います。

  • アクアマリンふくしまでの見学風景

  • アクアマリンふくしまで被害からの復興講話を聴く様子

  • アクアマリンふくしまで被害からの復興講話を聴く様子

  • 参加者全員で記念撮影