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【活動報告】〈市ヶ谷〉移民サポートボランティア講座(11/21)

  • 2022年12月06日
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移民サポートボランティア講座

1、日程 2022年11月21日(月)

2、場所 外濠校舎5階523~526会議室

3、概要

世界には多くの移民が存在し、現在日本には約296万人の在留外国人が暮らしています。本企画では、レクチャーで移民が抱えている課題について知り、グループワークを通してその解決策を考えました。今回は、武庫川女子大学文学部英語文化学科専任講師の加藤丈太郎氏を講師に迎え、「日本の移民(外国人)の受け入れのこれまで」、「移民(外国人)が相談を必要とするときは」という2つのテーマで講義していただきました。講義で学んだことを受け、「移民と生きるための9つの施策」 と題してグループワークを実施しました。移民と共に暮らすための9つの方法をダイヤモンドランキング形式で順位付けし、全体で意見の共有を行いました。何を価値基準とするかでグループによって様々な意見がみられ、新たな発見がありました。また、三輪田学園の学生も参加し、大学生と高校生が交流する機会を作ることができました。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 経営学部市場経営学科1年 高田結衣)

4、学生参加者数  20名(法政大学13名 三輪田学園7名)

5、企画学生の感想

講座を通して、日本の移民の受け入れの現状と、解決への具体策を知ることができました。グループワークでは、人によって全く異なった主張がみられたのがとても興味深かったです。意見が尽きることなく、個々が深く考えるいい機会になったのではないかと思います。2時間でも足りないほど濃い内容となりました。今回の講座のキーワードでもあった、"多文化共生"に関して、違う環境で育った人々と対話を図り、異なる価値観を積極的に受け入れていくことが大切であるとわかりました。同じ日本人でも考えの違いは生まれてしまうので、外国人との考え方の違いはなおさら大きいと思います。他の文化や価値観を歓迎し、共存できるような思考の柔軟性を身につけていきたいと考えるようになりました。移民や外国人労働者が日本で暮らすハードルを低くし、より快適な生活ができるような支援を行っていきたいです。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 経営学部市場経営学科1年 高田結衣)

6、参加学生の感想

これまで移民というと歴史的背景や経済的効果というような大きな視点からでしか捉えられていなかったのですが、今回の講座を通して具体的に移民と生活上関わる上でどういう支援が行われているかを知ることができ、また今後彼らに対し行うべきことを自分ごととして話し合えたので移民に対する理解をより一層深めることができました。(経済学部国際経済学科3年 山内哲学)

国際"政治"ではなく、国際"文化"を学ぶ1人として、多文化社会に興味があり、今回参加させて頂きました。入学当時から自分の中で漠然と抱いていた「生まれた環境も育ってきた文化も違う私たちが共に生きるためには何が出来るのか」「もしかしたら私に出来ることはないのかもしれない」と思っていましたが、加藤先生の仰っていた「講座に来たことが参加」という言葉を聞き、勇気を出して参加して良かったなと思いました。移民(immigrants)が日本では未だに「在留外国人」と区別され、同じ日本で暮らす人であるのに、あくまで彼らは外から来た人と扱われている現状を改めて確認しました。そして、ケーススタディやグループワークを通して、移民の方がどのような問題を抱えているのか、どのような支援の手段が日本にはあるのか、また、どのように社会構造を変えていけば移民の方も暮らしやすい日本になるのかを考えることが出来ました。移民の方と"共生"するではなく、"共創"していく社会を作りたいと改めて強く思いました。(文化学部国際文化学科1年 渡辺 夏海)

  • 司会をする学生スタッフ

  • 講義をされる加藤先生

  • ディスカッションの様子

  • 企画学生の皆さん