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【活動報告】〈市ヶ谷〉~あなたもその手で野鳥を助けてみませんか~野鳥行徳区の保全活動

  • 2022年11月30日
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~あなたもその手で野鳥を助けてみませんか~野鳥行徳区の保全活動

1、 日程 2022年11月12日(土)

2、 場所 行徳鳥獣保護区(千葉県市川市福栄4-22-11)

3、 概要

現在、水質汚染を原因とした環境破壊や都市圏の拡大により、野鳥の生息地が減少しています。そして、これらの問題に対応するため、野鳥保護区の保全活動が行われていますが、野鳥に迫る問題や活動団体の認知度は低いというのが現状です。

そこで、市ヶ谷ボランティアセンター学生スタッフVSPは、野鳥に関する問題と保護区での活動の認知度を高めるとともに、学生に「日常と自然のつながり」を実感してもらうことを目標に本企画を実施し、合計20名の学生が参加しました。本企画ではNPO行徳自然ほごくらぶの野長瀬様に講師をお願いし、千葉県行徳鳥獣保護区の歴史を学ぶガイダンスや清掃ボランティア、バードウォッチング体験を行いました。普段は立ち入ることができない保護区での清掃ボランティアは、鳥たちが直面している環境破壊の問題を直接見ることが出来たため清掃ボランティアもやりがいがあったと、参加学生から多くの声が寄せられました。都心で過ごしているからこそ、実は自然が身近にあるということに気が付けなくなっています。知らず知らずのうちに自然を傷つけてしまわないよう、自分や社会の動きがどのように生物と彼らの暮らしを変えているかを学ぶ機会が作れてよかったと感じています。(ボランティアセンター学生スタッフVSP国際文化学部国際文化学科2年 長尾美紅)

 

4、 学生参加者数  20人

5、 企画学生の感想

法政大学ボランティアセンターでは過去に様々な動物をテーマとした企画を行ってきたが、野鳥をテーマとしたのは初めての試みだったため少し不安だった。しかし、実際には定員を超えるほど多くの方が申し込んでくれて、とても有意義な企画となった。また、野鳥保護区の水辺に多くのプラスチックゴミが漂着していることや野鳥の生態などを実際に現地へ行き、説明していただいたことは私にとっても良い経験となった。参加者の方々が楽しそうに活動している様子を見てこの企画に携われて良かったと思った。(ボランティアセンター学生スタッフVSP法学部政治学科2年 守綾乃)

私は、野鳥を保護する活動に携わることがはじめてだったこともあり、協力団体の行徳自然ほごくらぶ様の活動内容などがとても新鮮に感じた。野鳥保護区のなかでいつもとは違う環境で清掃活動をしつつ、野鳥や自然の生き物に触れることができ、企画者の私自身、参加者と同じ気持ちで活動ができた。このような機会をつくらない限り、普段はなかなかできない貴重な時間だった。(ボランティアセンター学生スタッフVSP法学部政治学科2年 今給黎優那)

6、 参加学生の感想

思っていたよりもゴミが多いことにおどろきました。あんなに多くの川鵜を見たのは初めてだったのですが、みんな気持ちよさそうでよかったです。ゴミ拾いもバードウォッチングも、とても楽しかったです。ありがとうございました。(人間環境学部人間環境学科2年 富島祐菜)

東京湾の干潟は植生遷移の初期段階を維持するために積極的に人の手が加えられていると知り、より干潟の管理に対して興味が高まった。水辺に漂着するプラスチックごみは、細かく分解されたものが非常に多く散らばっており、予想以上に収集の大変さがわかった。(文学部地理学科2年 佐々木虎太朗)

今回初めてバードウォッチングに参加して、千葉県の葛西臨海公園周辺はカモやがんなどが昔からいて研究者や観察する人にとってうってつけの場所や、その周辺の歴史などを知ることができました。また、今回の企画に参加して海にあるマイクロプラスチックや生態系に悪い影響を及ぼしてしまうことなどを知りました。とても有意義な時間でした。ありがとうございました。(社会学部社会政策科学科1年 酒井絢帆)

  • ほごくらぶ様よりガイダンスを受ける学生

  • 野鳥保護区の水辺を清掃する様子

  • 双眼鏡を手に野鳥観察体験

  • 企画終了後、全員で集合写真