PickUP

【活動報告】〈市ヶ谷〉一緒に優しい社会を作りませんか?~ダウン症から考える共生社会③交流編~(10/6)

  • 2022年10月28日
PickUP

一緒に優しい社会を作りませんか?~ダウン症から考える共生社会③交流編~

1.     日程 2022年10月6日(木)

2.     場所 Zoom

3.     概要
「ダウン症」という言葉は多くの人に知れ渡っている一方で、当事者の方々に対する理解や配慮が、現在の社会では不十分なのではないかという問題意識を持っている。当事者の方々に対して偏見の目を持たずに、理解や配慮ができるようになるためには、知識を得ること、知識を基に自分たちがするべきことを考えること、実際に交流することの全てが必要だと私たちは考えている。また、ダウン症に関する企画はこれまで5回実施してきており、特に今年度は企画をより活発化させるために開催頻度を増やしている。今年度の1回目はオンラインにてNPO法人アクセプションズにご協力いただき、ダウン症に関する講義を実施し、2回目は一人一人のダウン症のある人たちにスポットライトを当て、学生間で共生社会を実現するためにはどうすればよいかについて話し合いをした。そして3回目となる今回はオンライン上でダウン症のある人たちとの交流をした。当日は8人のダウン症のある人たちに参加していただき、学生とグループを組んで「好きなもの紹介」と「絵で答える連想ゲーム」を通して交流を深めた。その後、全体で感想を共有し、協力団体のアクセプションズの方からまとめのお言葉を頂いた。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 法学部政治学科3年 平津桜那)

4.     学生参加数 9名(法政大学7名、関西大学2名)

5.  企画学生の感想
前年度の「ミッションキャンパスツアー」以来のダウン症のある人たちと関わる機会であったことや、これまでダウン症や共生社会について理解を深める企画を重ねてきたことから、より楽しく交流ができたように感じます。オンライン上ではありましたが、十分にコミュニケーションをとることができ、とても有意義な時間でした。これまでの真面目な企画とは打って変わって、やわらかく、楽しい雰囲気で企画を進めていけたように感じます。次回の対面の学祭企画もより良いものとなるように会議を試行錯誤したいです。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 法学部政治学科3年 平津桜那)

ダウン症企画の第3弾として今回行った企画が、今年度ダウン症のある人と初めて直接関わるものとなりました。まず第一に、交流の経験がなく心配していた学生参加者の方々にも楽しんでもらえたことがとても嬉しく感じました。また、アンケートから、実際に話をしてみて配慮するべき部分や、私たちと変わらないところなどを学べたという声が多く、そのような学びの機会を提供できたことも良かったと思います。運営面では課題も感じましたが、それを改善できるように努め、次のイベントはより良いものにしたいと思います。(ボランティアセンター学生 文学部英文学科2年 菅原光里)

6.参加学生の感想

ここからは事後アンケートの結果を参照し記載していく。まず本企画全体の満足度については、5段階評価で4が44.4%、5が55.6%という回答であった。「当初はダウン症のある方たちとどう交流すればいいかわからず緊張していたが、みんな明るく優しかったのでむしろ元気をもらいすごく楽しかった」や「普通に生活をしていると関わることが少ないダウン症の子ども達と交流することができてよかった」など交流企画ならではの感想が多く寄せられた。また、「ダウン症の子ども達と会話のペースを合わせることによって、コミュニケーションがとりやすくなったと感じた」や「今までどこか住む世界が違う人というイメージを持っていたけど、今回のイベントで同じ目線に立つことができた気がする」などこの企画を通して学びを深められた学生もいて大変うれしく思う。

 

​​​​​

  • 自己紹介で好きなものを発表

  • チームに分かれてゲーム大会

  • 連想ゲームは絵で勝負

  • 笑顔で記念撮影