一緒に優しい社会を作りませんか?~ダウン症から考える共生社会~
1. 日程 2022年6月29日(水)
2. 場所 Zoom
3. 概要
「ダウン症」という言葉は多くの人に知れ渡っている一方で、当事者の方々に対する理解や配慮が、現在の社会では不十分なのではないかという問題意識を持っている。当事者の方々に対して偏見の目を持たずに、理解や配慮ができるようになるためには、知識を得ること、知識を基に自分たちがするべきことを考えること、実際に交流することの全てが必要だと私たちは考えている。また、ダウン症に関する企画はこれまで3回実施してきており、事後アンケートの中で、月1でサークルのような活動がしたい、継続的に活動を続けたいという意見をたくさんいただいた。このような理由から、今回は月1回程度でダウン症についての考えを深められるような企画を行いたいと考えている。今回は第1回目、ダウン症の導入として、オンラインにて協力団体さんによる「ダウン症の子どもを持つ親としての工夫」について学ぶご講義を実施した。当日は、3名のダウン症のお子さんのいる親御さんに苦労や工夫についてご講義をしていただき、質問タイムを設け、参加学生からの質問や事前アンケートでの質問もお答えいただいた。最後にはZoomのチャット機能を利用して参加学生の感想共有をし、講師の方にまとめのお言葉を頂いた。また、最後には参加学生と協力団体の講師の方と交流する時間を設けた。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 法学部政治学科3年 平津桜那)
4. 学生参加数 40名(法政29名、共立女子3名、三輪田学園4名、関西大学4名)
5. 企画学生の感想
これまでに私はダウン症をもつ子供達と学内を回るミッションツアーの企画にも携わった。その時は、ダウン症の子たちと楽しむということに焦点を当てていたが、今回は、ダウン症の子を持つ親としてのリアルな実情を学んだ。今回企画で学んだことや企画するにあたってアクセプションズさんと会議を重ねたことで、ダウン症の子と次に会えるのが待ち遠しくも感じた。また、ダウン症の子供の一番身近な存在である親御さんの目線でお話を聞くことができ、とても貴重な体験だと感じた。このような貴重な経験を多くの学生さんにも経験してもらえたことがとても嬉しく、達成感も感じることができた。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 国際文化学部2年 水上明莉)
6. 参加学生の感想
・自分では知っているつもりでも全然知らなかったダウン症に関する知識や、親御さん目線からのリアルな意見をお聞きすることができて、とても良い経験になりました。 ダウン症のお子様本人が自信をもって発言ができるということをはじめ、ダウン症をもつ本人や親御さんが生きやすい共生社会への貢献ができるよう私自身も行動を起こしていきたいと思いました。ダウン症や障がいなど関係なく、様々なことにチャレンジする皆さんの姿にとても感銘を受けました。次回の活動にもぜひ参加したいです。
・共生のためには今の日本の社会では難しい課題が多いですが、それぞれ自分にしかない個性が輝ける世界が実現したらどんなに楽しいだろうと考えました。お話を聞いていてチャレンジする姿勢がとても印象に残りました。私は何か新しいことをしたいと思っても、自分にできるわけない、どうせすぐ飽きる、大変なことが多いと考え込んで、前に進むことができません。ですが、一歩踏み込んだことで輝いているお子さんのお話を聞いて私も私のペースでいいから前に進んでいかなくちゃと強く思いました。
司会を担当する学生の様子
講師の方によるダウン症とは何かについての説明
ハワイで子育て中のダウン症の子のお話を伺う
積極的に参加する学生の皆さん