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【市ヶ谷】子ども×学習支援~夢と希望をもてる社会を考えよう~
1. 日程 2022年7月2日(土) 15:00~16:40
2. 場所 大内山校舎4階Y405、Y402
3. 概要
新型コロナウイルスの感染拡大により、子どもの貧困が浮き彫りになりました。そのため、子どもたちの状況、学習支援という側面から考え、実際に学習支援のボランティア行動へ踏み出すきっかけとするために、本企画を実施しました。今日は子どもの貧困を筆頭に、虐待、障がい、いじめ、不登校などの子どもをめぐる社会問題の解決に取り組んでいる認定特定非営利活動法人キッズドア様を講師にお迎えし、子どもの貧困の実情、キッズドア様のご活動内容、学習会の様子などをお話しいただきました。講義ではメモを取りながら熱心にお話しを聞いている学生が多くいました。ワークショップでは、子どもの接し方の事例検討、学習支援活動をどのように広めていくのかというテーマで議論を行いました。事前にワークショップの資料をお配りしていたため、具体的な意見が多く挙がり、活発な議論が繰り広げられました。キッズドア様が行っている学習会は、勉強だけでなく、子どもたちの相談場所、異なる世代の人々との交流の場として重要な役割を果たしています。多くの学生がボランティアの存在の重要性を学んでいたように感じます。本企画がボランティア行動へ踏み出すきっかけとなりましたら幸いです。 (ボランティアセンター学生スタッフVSP 文学部地理学科2年 小林咲穂)
4. 学生参加者数 45名(法政大学:30名、共立女子大学:15名)
5. 企画学生の感想
今回の活動を通して子どもの学習支援の大切さや貧困問題の深刻さについて学ぶことができた。日本は教育に関しては平等だと言われることが多く、大学に通っていると貧困問題について身近に感じることはほとんどない。けれども、実際は兄弟の世話や十分な食事ができていないといった貧困から勉強するのが難しい状況の子どもがたくさんいること、経済格差から教育格差が生まれて、それが親の世代から子の世代へと連鎖することは今後広めていかなければいけない問題だと痛感した。また、本企画は多くの学生が参加し、活発な議論、質問があったので子どもの教育や貧困についての学生の関心の高さを実感した。この企画を通して学んだことを今後に活かしていきたい。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 法学部政治学科2年 守 綾乃)
今回の企画を通して、子どもの貧困の現状やそうした現状に対してどの様な取り組みが出来るのかについての理解を深めることが出来た。貧困問題解決において、政府が制度の見直しをすることに加え、キッズドアさんの様な学習支援活動をすることで子どもとコミュニケーションを取り居場所をつくっていくことが大切であり、様々な立場の人が一丸となって取り組むべき課題であると感じた。その為、本企画が参加者にとって子どもの貧困に対して1歩踏み出すきっかけになったのなら嬉しい。私自身も今回学んだ、特に学習支援という面をVSPが定期的に行っている居場所支援活動において活かしていきたい。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 人間環境学部人間環境学科2年 佐藤莉乃)
今回の企画で子どもの学習支援の問題についてよく考えることが出来た。この問題は、日本が先進国の中で1番貧困率が高く、家庭内での子どもと親の関係だけでなく学校や先生など色々な影響があるということで、社会全体で考えなければならない深刻な問題だと感じた。ディスカッションを通して、実際に貧困な子どもへの学習支援をどのようにするか、様々な人と意見を交換することで深く考えることが出来た。今後学んだことを活かし、自分も然り参加者がボランティアする側として活動していけたら良いと思った。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 国際文化学部国際文化学科1年 堀内敦翔)
6. 参加学生の感想
・今回自分が今まで知らなかった事案や団体がたくさんあるのだということを改めて学ぶことが出来ました。ディスカッションにおいては事前に自分が考えた対応だけに加えて、自分では思いつかないであろう考えの意見を聞けたことが刺激になったと思います。ボランティアには想いがないと集まらないという言葉も印象的でした。今まではあまり関心を持っていませんでしたがこれを機にもう少し団体や事例を調べていきたいと思いました。
・キッズドアの活動を今回初めて知ることができ、1人親の子どもたちに何か支援できることがないか考えるきっかけになりました。さまざまな事業を展開しているのでもっとこの活動を多くの人に知ってもらいたいと思いました。グループディスカッションではさまざまな貴重な意見を聞くことができ、楽しかったです。ぜひ今度キッズドアのボランティアに参加してみたいと思いました。