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【市ヶ谷】オンラインで東北と繋がる つながるゼミを実施しました!(6/4)

  • 2022年06月16日
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【市ヶ谷】オンラインで東北と繋がる つながるゼミ

1、 日程 6月4日(土)

2、 場所 大内山校舎Y801または zoom

3、 概要
「つながるゼミ」はチーム・オレンジメンバーによる発表と震災の被害に被った講師の方の講話という二本立てで行われる企画で昨年から引き続き二回目の実施となります。対面とオンライン開催をし、本学生の他にも他大学や高校生の方にも参加していただき、参加者は50名になりました。初めにチームオレンジメンバーが、岩手、福島、宮城の震災当時の被害状況と現在の様子や魅力、そして昨年行われた東北被災地ボランティアツアーに行った感想を、パワーポイントを使って発表しました。
後半は、岩手県大船渡市でゲストハウス3710のスタッフの村井さんに講話をしていただきました。村井さんは中学生の時に被災され、当時子供から見た震災の状況、そしてゲストハウス3710で働かれるまでの軌跡を語っていただきました。震災当時私も小学4年生でしたが、関東に住んでいたため大きな地震が起きたな程度にしか思っていませんでした。しかし、村井さんは実際に岩手県で被災され、津波が目の前まで来て、なんとか裏山に逃げたそうです。その後、大学を中退され現在の3710で働くまではバイトをしながら旅をしていたというお話も印象に残っています。今まで現地の方から震災のお話をお伺いしたこともありますが、自分たちと近い年代の村井さんのお話はよりリアリティがあって災害の恐ろしさを改めて知ることができました。参加者の皆さんからも村井さんにたくさんの質問があり、学びを深めることが出来たのではないかと考えています。今回のつながるゼミのように参加者の心に残る企画を実行し、被災した東北と将来の大災害について考える機会を作っていくことがチームオレンジの役割であり、そのために一層努力しなければいけないと考えさせられました。(ボランティアセンター学生スタッフ チーム・オレンジ 法学部政治学科3年 竹内健晃)

4、 参加人数 50人

5、 企画学生の感想
岩手、福島、宮城県についての現状況を過去の被災時とともに詳しく理解することができました。特に大川小学校での事故が心に残りました。東日本大震災から10年以上経ってしまった今私たちは決して忘れてはいけない、また学校で行われる非難訓練の重要さを改めて感じさせてくれました。心理社会的な側面の被害が多かったと聞いてこのような被災者同士が当時について共有できる場所であるゲストハウスは大切な場所であると思いました。被災地の復興支援ボランティアに興味をもち、コミュニティ支援で被災者と繋がりを持っていけたらと思いました。

6、 参加学生の感想
東北三県の発表で現地について知った後、お話を聞いたことでより理解が深まったと思います。そしてオンラインツアーで映像をリアルタイムで見て、現地に行きたいという思いが強くなりました。さらに現地の方からは、興味深いお話をお聞きして、震災について今までとは違った視点から考えることができました。自分は震災発生当時、小学一年生でしたがその時のことは今でもはっきりと覚えています。記憶を次の世代へとつなげ、防災をより強化していくことの大切さを改めて感じました。

お話いただいた方がちょうど私の兄と同い年ということで、ここまで年齢が近い方のお話をこんなにも時間を割いて聞けることは今まで無かったため、非常に関心を持ちました。 震災から少しして、私は岩手県に被災地の状況を知るため、現地に足を運びました。現在は施設などの復興は進んでいるということがわかり、心の支援が必要とされていることも知りました。今の自分に何ができるか、とても考えさせられる機会でした。

  • 司会者の様子

  • オンラインでの参加者

  • 真剣に講義を聞く学生

  • イベントの最後に集合写真