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1. 日時 2022年2月24日(木)
2. 場所 千代田区役所神保町区民館(2F調理室)、大内山校舎4階Y404教室
3. 概要
市ヶ谷ボランティアセンター学生スタッフVSPは、「日常から出る食品ロス」を減らすための工夫を調理を通して考える企画を行いました。参加者をそれぞれ異なる食材で4つのグループに分け、調理を行いました。調理で用いる食材は、ロスしがちな野菜に関する参加者への事前アンケート結果を元にもやし、大根、人参、ピーマンの4つの食材を選定しました。調理時間は片付けを含め2時間だったのですが、手際良く調理が進み各グループ3〜4品のメニューを作ることができました。家庭から出る食品ロスを少しでも減らす為に、それぞれの食材をなるべく捨てる部分を減らして作ることを目標とし、普段あまり馴染みのない大根の葉やピーマンを丸ごと使った料理を作りました。神保町区民館で調理を行なった後、新型ウイルスの感染防止に伴い徒歩で学校に移動して、調理した料理を食べて感想を共有しました。フードロスを考えた料理であることはもちろんですが、料理のクオリティもとても高くお店で出されても違和感がないものばかりでした。
本企画の参加者の方の感想の中には、これから実践していきたいや家族にも共有していきたいなど食品ロスに前向きな感想も多々ありました。今後もVSPではフードロス問題を考える企画を定期的に実施していきたいと考えています。(経済学部経済学科2年 橋本 悠史)
4. 企画学生の感想
・今回、企画を行うにあたって良かった点は、このご時世で対面での企画が出来たことです。蔓延防止措置が発表されるなど、企画段階で開催可能どうかの不安があった為、無事終えることができとても安心しました。また、企画にずっと携わってくださった職員の方の最後の企画だったので何としても成功させたいという思いがありました。そのため、感染対策を行いながらも企画が行えたことが良かった点です。企画にあたって苦労した点は、参加者の方が初対面でも楽しんでもらえるためにはどうすれば良いかという点に苦労しました。私が参加したグループでは全員が普段料理をしないメンバーでしたが、手際良く協力しあい調理を行うことが出来ました。今回の企画で自分自身、食品ロスへの関心がより高まりましたが、それ以上に調理企画を通してコロナ禍で薄れてしまっている人と人との繋がりの大切さを改めて実感できました。参加者してくださった学生の皆さんには、この企画を通して食品ロスへの調理の工夫を生活に活かしていただくと共にそれを周りの人へ発信して頂ければ幸いです。(経済学部経済学科2年 橋本 悠史)
・この企画を実施するにあたり私たち企画メンバーは、ただ調理をして楽しかったで終わるのではなく、調理を通してフードロスを削減するにはどの様な工夫が出来るのか、削減するために明日から出来ることは何かを参加者に考えてもらえるような企画にすることを心掛けました。参加者からは楽しくフードロス削減を考えるきっかけになったとの声を多く聞き、この企画の実施目的を達成する事が出来たのではないかと思います。この企画を通して少しでも多くの人がフードロスに関心を持ち、削減するための工夫を考えてもらえたら嬉しいです。(人間環境学部人間環境学科1年 佐藤 莉乃)
5. 参加学生の感想
・いつもは捨ててしまう皮やヘタを使って料理しましたが、普段の料理と変わらない味で食べることが出来ました。また、それによって料理の時にでるゴミもいつもよりもとても少なかったです。フードロスと聞くと難しいと感じていましたが、自分が思っている以上に取り組みやすいものという事が分かりました。(文学部地理学科2年 宮本 花穂)
・最近自宅で料理の手伝いをする機会があり料理に興味を持ったのと、SDGsについてのニュースをたくさん目にし、私に出来ることが何かあるか少しでも知りたいと思ったため今回、この企画に参加したが、普段自分ではしない料理や、食材の使い方、買い方を学べてとても有意義な時間を過ごせた。使う分だけの食材を買うことも大切だと改めて思った。大学のボランティアの企画に参加するのが初めてで不安だったが、あらかじめ用意をしてくれていたり、話しやすい優しい雰囲気を作ってくれていたりしたおかげで楽しむことができた。(法学部法律学科2年 髙久 菜緒)