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【市ヶ谷】HOSEI パラ五輪~きみもパラリンピアン!の実施報告について

  • 2022年03月09日
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東京2020オリンピック・パラリンピックの開催国となった日本では、スポーツへの関心が高まったと感じています。しかしながら、パラスポーツの認知度は低く、分からないことが多いというのが現状です。そこで、市ヶ谷ボランティアセンター学生スタッフVSPは、大学生へのパラスポーツ啓発活動の一環として、学生から学生にパラスポーツボランティアの関心や参加を促すことを目標に本企画を実施し、33名の学生が参加しました。本企画では、ゴールボール元日本代表主将である信澤用秀氏とゴールボール国際審判員である小野和人氏をお招きし、パラスポーツに関する講義やお話をいただきました。また、学生からは、パラリンピックの歴史やパラスポーツに用いられている技術、パラスポーツボランティアについてなどの講義を行いました。そして、講義終了後は、「ゴールボール」「シッティングバレー」「ボッチャ」の競技体験を実施しました。
最後の感想共有では、パラスポーツへの見方が変わったと感じている学生が多く見受けられました。対面での活動が難しい中、今回の企画を通して、参加学生が笑顔になり、出会った学生達の間で友情が生まれたことに、パラスポーツの可能性と魅力を改めて感じました。(国際文化学部国際文化学科1年 長尾 美紅)

<企画学生の感想>
○今年度は2度のオリンピック、パラリンピックがあり世界中でスポーツに注目が集まっており、パラスポーツの知識を深めるためにこの企画に参加しました。今回は学生側からの講義を実施し、自分自身で情報を収集することが多くありました。そのため多くのことを知ることができ楽しかったです。また視覚障がい者の方とコミュニケーションを取る上で、「音」が大切であると改めて学びました。今どのような状況であるかを言葉にしたり、話を聞いているときに相づちではなく言葉に発したりすることが重要であると思いました。(文学部地理学科1年 小林 咲穂)

○私は信澤さんの講義を聞いている際、感心する点が多々あり、その度に相槌を打ってしまっていたなと思いました。信澤さんには自分が頷いている姿は見えていないんだ、拍手したり声を出したりしなきゃいけないのだと気がつき、自分自身が感じたことをすぐに伝えるためにはどうしたらよいかを考えさせられる時間になりました。また、シッティングバレーの体験をした際、アイジェイドを使用する前と後ではコートが広くなっているように感じ、一瞬不思議な感覚になりました。たった10分目が見えなくなっただけで怖さは増し、意識が聴覚に向いていることを感じました。
自分が今何不自由なく生活できていることに感謝し、これが当たり前なことではないということを常に思う必要があるなと感じました。(法学部法律学科2年 飯村 美南)

<参加者の感想>
○やはり自分で体験して初めてパラスポーツが何たるかを理解できると思う。まさにゴールボールはその際たる例で、目が見えないことの恐怖を身をもって感じることができた。それによって、視覚障害のある方への配慮の心が持てる。(文学部日本文学科1年 髙橋 梨咲)

○パラスポーツを普及させるには、実際に体験することが1番なのかなと思った。私はこの経験を他の人にも話して、少しでもこういった機会が増えたらいいなと思う。今回このような機会に参加できてよかった。ありがとうございました!(スポーツ健康学部スポーツ健康学科2年 中原 菜摘)

  • 講師の方の講義を真剣に聞く学生達

  • ゴールボールを実際に体験する

  • シッティングバレー体験

  • 終了後の集合写真。パラスポーツを通してみんな笑顔に。