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【市ヶ谷】(キリン福祉財団助成事業)オンラインで行く東北被災地ボランティアツアーを実施しました(8/12)

  • 2021年09月13日
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毎年実施している東北被災地ボランティアツアーが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となった為、訪れる予定であった陸前高田市と中継を結びオンラインツアーを行い、40名の学生が参加しました。活動への助成をいただいたキリン福祉財団の太田様のお話に続き、陸前高田市からは語り部の武藤さんより震災当時の状況や10年間の被災地の変遷などについての講話をいただきました。参加した学生から講話中に出た多くの質問に武藤さんがその都度答えてくださり、対話をしながら進められたため、臨場感を感じるオンラインツアーとなりました。特に、震災発生時の現地の方達がどのような気持ちであったか、また10年が経過した被災地の「精神的復興」についてのお話は、震災当時小学生だった学生たちの心を揺さぶるものがありました。昨年から被災地へのボランティアツアーが実施できていませんが、今回のオンラインツアーでの経験を無駄にせず、次に東北を訪れる際に活かしたいと思える企画となったと思います。

 

企画学生の感想

今までは東日本大震災についてはテレビから知ることしか出来なかったが、今回神谷さんの講話を聴き、多くの知識を得ることができた。具体的に言えば、震災発生後、必要になるのは我々が役に立つと思い込んでいる衣服よりも生理用品だということなどである。そうした事実について想像したことが無く、被災地とそれ以外の地域の認識には大きな差があると思い知らされた。今回の講話で学んだことはいずれ来るであろう南海トラフ地震や首都直下地震において非常に役に立つ知識だろうと感じた。(ボランティアセンター学生スタッフチーム・オレンジ 法学部政治学科2年 竹内 健晃)  

参加学生の感想

・非常に有意義な時間で、貴重なお話をたくさん聞くことができた。それと同時に防災に対する自分の責任について意識をさせられた。東日本大震災のときは小学生で守ってもらうという立場になっていたが、今の自分は守る側にもまわらなくてはいけないと考えさせられた。他人を当てには出来ないという逼迫した状況下、人が変わってしまう人もいる中でどのように生きるための行動をとるべきか考えていきたい。また、この気持ちを家族や周囲の人にも伝えていきたい。

・知るべきにも関わらず、知らないことがたくさんありました。当たり前の生活が突然なくなってしまったという事実は衝撃的で私の想像をはるかに超えていると思います。10年たった今だからこそ風化を防ぎ、現地について知ることの必要性を感じました。このような貴重な機会を設けていただき感謝で一杯です。現地に行くことの重要性を痛感したので必ず足を運ばせて頂きたいです。今回学んだことを家族などに伝え、必ず活かしていきます。

・私は高知県出身で、沿岸部にある地元にも数年から数十年の間に地震によって数十メートルほどの津波が来ると言われています。地元に重ね合わせてお話を聞いていました。発災当時のお話を聞いて、防災や減災についてできることがまだまだあることに改めて気がつきました。「精神的復興の支援」という言葉も、体を動かすボランティアばかりに意識が向いていたので少し意外な言葉でした。新たな気づきが多かったです。

・茨城県に住む自分も被災したのですが、被害はそれほど大きくはありませんでした。それでも怖くて辛かったのに、東北にお住まいの方や、その中でも特に被害の大きかった方の気持ちは想像もできません。「人の心はカメラで映すことはできない」というお言葉が、強く心に残りました。10年という時が経って、もう大丈夫だろうなと感じていた認識の誤りに気づかされました。感染状況が収まればすぐにでも、陸前高田や他の市町村にもに行きたいと思います。

  • 司会進行を務めたチーム・オレンジメンバー

  • チーム・オレンジの活動の様子を紹介

  • 多くの熱心な学生が参加した

  • 陸前高田から中継で講話をしていただいた