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本企画は、市ヶ谷ボランティアセンター学生スタッフ(VSP)が10月から11月にかけて千代田区にある特別養護老人ホーム かんだ連雀(以下かんだ連雀)に向けて行ったものです。例年の音楽ボランティア企画では、施設へ出向いて地域の子どもたちや高齢者の方々と音楽を通じてふれあってきましたが、今回は新型コロナ感染症の流行のため現地へ行き直接お会いすることが出来なくなりました。そこで、参加者がそれぞれ演奏したものを録音・撮影し、それらを集約して編集することで一つのDVDを作成してお送りするという形にしました。
かんだ連雀の職員の方にお伺いしたところ、85歳前後の女性の方が多いとのことでしたので、その年代の方が若い頃に流行った曲を中心にその都度問い合せながらスタッフ間で曲目や曲順を決め、合唱と器楽演奏を織り交ぜたプログラムとなりました。各曲の演奏前には演奏者からの一言メッセージを添え、コロナ禍で直接お会い出来ない状況でも、音楽を通じて想いが伝わるように工夫をしました。動画や音源の編集はほぼ未経験のことでしたので、どの編集ソフトを使用するかを考えることから始まり、エラーが発生することもありましたが、インターネットで調べながらどうにか解決しました。
全部で100を超えるデータを編集するのは根気のいる作業でしたが、個々の演奏が画面上とはいえ次第にひとつに纏まっていくのを眺めていると、まるで共に演奏しているように思えてきました。試行錯誤をする中で生じた様々な変更にも快く応じてくださった参加学生の皆さんや、適切なアドバイス等沢山のサポートをして下さったボランティアセンターの職員の方々のお陰で、無事完成に至りました。最初はきちんとした形になるかどうか不安でしたが、初めて作成した割には見応え・聴き応えのある動画になったのではないかと思います。かんだ連雀の皆様に、音楽を通して私たちの想いが届くことを願っております。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 経営学部経営学科4年 菅 結菜)
これまでボランティア活動に参加してみたいと思っていたのですがなかなか勇気が出ず、機会を逃してきました。自分が音楽をやっていたこともあり、音楽で参加することのできるボランティア活動があることを知ったときは迷わず応募しました。初めて参加するボランティア活動に不安を感じることはありましたが、何よりオンラインで行うことが一番の心配事でした。具体的にどのようにすればいいのか全く分からない状況でしたが、SNSを通じて指示を受けたり、Zoomで説明を受けたことで活動をこなすことができました。同じボランティアに参加した人たちや現地の方と交流できなかったのは非常に残念でしたがまた機会があったら積極的にボランティアに参加していきたいと思います。今回は貴重な経験をさせていただきありがとうございました。(デザイン工学部建築学科1年 裏山 咲希)
私は今回軽音メンバーとして参加させていただきました。打ち合わせからリモートだったため、一緒に演奏するみんなと直接顔を合わせることができず残念でしたが、少しでも楽しんで聴いてほしいという気持ちで演奏しました。自分のパートだけだと曲が本当に完成するのか不安でしたが、完成した動画を見たときはとても嬉しくなりました。もしまた機会があれば今度は一緒に演奏したいです。貴重な経験をさせていただきありがとうございました。(キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科2年 大庭 舞子)