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【市ケ谷】「インクルーシブデザイン講座(オンライン)」を開催しました(9/12、9/23)

  • 2020年10月05日
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今回は、計画から実施までをすべてオンラインで行い、従来の講師による講義だけでは無く、事前勉強会を取り入れた新たな形の企画となりました。コロナ禍において従来の対面で実施してきた内容をオンラインに移行していくのは大変であり、メンバーとの打合せが今まで以上に必要でした。講師の方とも企画の計画段階から本番まですべてをオンライン上で進める為、双方確認の重要性を改めて実感しました。他にも学生スタッフ(VSP)が2月までに計画してきた企画のほとんどが中止、延期となり、新たな企画が必要とされる中での実施は、大きな挑戦であり、前例がない環境下で進行しました。

まず今まで講義中心だった企画に、理解や意識の向上、コロナ禍での学生交流の促進を目的とした事前勉強会を加え、学生スタッフ(VSP)が進行するワークショップの時間を拡大しました。事前勉強会(12日)では「片腕が使用できない」を条件下にマスクを着ける動作をオンライン上で互いに行い、いままでにないアイデアの創出、意見の共有を行いました。

本講義(23日)には、これまでもお世話になった㈱インクルーシブデザイン・ソリューションズの高山氏をお招きし、インクルーシブデザインとユニバーサルデザインの関係説明や、動画を活用した「身近にある不便の発見」のワークショップを行いました。今後オンラインの企画が増えていくかどうかは未知ですが、新しい企画の形として今後も継続、拡大できる可能性を秘めています。今後も新しい企画へ挑戦し、学びを増やしていきます。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 法学部政治学科4年 藤山 雄多)

企画学生の感想

この企画では「新たな挑戦をすることの不安と喜び」の両方を味わいました。オンライン講義企画はVSPとして初めての試みで、企画を進めること自体に勇気が必要でした。しかしメンバーが、事前勉強会や企画中のチャット活用等、企画を成功させるための工夫を考えてくれたおかげで、参加者にも楽しんで頂けたことが嬉しかったです。「やってみないと分からない」という言葉を実感する貴重な体験でした。(ボランティア学生スタッフVSP 文学部日本文学科3年 齋藤 真悠)

事前勉強会等を通して、“ユーザーにとって使いやすいデザインとは”というテーマについて身近な例を挙げて考えることで、デザインに込められた意図や背景を感じることができた。また、参加者同士で意見交換をすることで、複数の視点から考えることができ、自分では気付かなかったことを知れたり、新たな発見が出来たりしたので、より充実感を持って取り組むことができた。(デザイン工学部都市環境デザイン工学科2年 鴨 潤矢)

 

  • マスクのデザインについて考える(事前勉強会)

  • 「“マスクをする”をデザインする」視点を変えた本講義