阪神・淡路スタディツアー
1 日程 2024年3/13(水)~3/15(金)
2 場所 兵庫県(神戸市・淡路市)
大阪府大阪市
3 概要
1日目は淡路島に訪れ、北淡震災記念公園と野島断層保存館を見学した。実際に阪神淡路大震災の時にずれ動いた断層をみたり、断層の動きによって1メートル以上家ごと動いてしまったメモリアルハウスなどを見学したり、ツアーの最初に大地震の大きさを肌で実感した。1日目の後半はふたば学舎を訪れ、ガイドさんと共に、実際に大きな被害に遭った街並みを震災当時の写真と比較しながら歩いた。また、クロスロード(災害対応カード)を行い、防災についての意見交換を行った。
2日目は、人と防災未来センターと神戸港震災メモリアルパークに訪れた。様々な資料や防災知識が展示され、語り部の方から震災講話をいただき、当時の被害が分かる映像や被災者目線での映像が放映されていた。また、2日目は神戸大学学生災害救援隊と交流会を行い、チーム・オレンジにとってはよい刺激になり、一般参加の方にもこのような団体があるという事を知ってもらう良い機会となった。
3日目前半は、神戸にて被災地NGO共同センターの顧問である、村井雅清様より震災講話を頂いた。阪神淡路大震災だけでなく、最近の能登地震とも絡めたお話であった。後半には津波・高潮ステーションに訪問し、ガイドの方に案内していただきながら学習した。(キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年)
4 学生参加者数 40名
5 企画学生の感想
自分自身は阪神・淡路大震災について、被害状況を写真などでしか見たことがなかったが、今回スタディツアーを通してまず初めに、東日本大地震は津波の被害が大きかったのに対し、阪神・淡路大震災は建物の崩壊や火災などによる被害が大きかったことを知った。次に実際に被害に遭われた方の話を聞いていると、日頃からの地域住民同士の繋がりが救助などの際に非常に重要であったこと、飲み水に非常に困っていたことなどを話されていた。このことから自分は常日頃から近所の人との付き合いや避難時に発生する困難な事態を未然に防ぐような対策をおこなう必要があることを学んだ。(デザイン工学部 都市環境デザイン工学科 チーム・オレンジ2年)
6 参加学生の感想
今回の阪神淡路スタディツアーを通して、東日本大地震との違いを学ぶことができました。また、神戸は震災が起こってから数十年経っていることもあり復興の過程を具体的に学ぶことができてとても有意義な時間でした。(キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年)
今回のスタツアを通して学んだことは、いつ起きるかわからない災害に対して日常から備えておくことです。食料や排泄時に必要な物の備蓄はもちろん、「ここで災害が起きた時はこうする」ということを日々頭の片隅において生活しなければならないと思いました。そういった話題を家族や友人とも共有し、何かあった時に自分の大切な人をなくさないよう、心構えもしなければと思いました。また、3日目の村井さんの講話では、ボランティアの重要さについて学んだので、復興を必要とする現地へ訪問し、個人でできることは微力かもしれませんが、ボランティア活動をしたいと思いました。(キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科2年)