富士山自然保全ボランティア
1、日程 10月15日(日)
2、場所 静岡県 富士山麗
3、概要
今年の春に続き、NPO 法人富士山クラブさんのご指導のもと、富士山自然保全ボランティア を実施しました。富士山の麓で環境保全活動や自然体験を行いました。出発時点では天候の心配がありましたが、到着した頃富士山付近は雨が止んでいたため予定通りの活動を行うことが出来ました。今回は法政大学の学生 33 名が参加しました。 現地に到着してから、最初に環境保全活動について、また森林に関する知識を教えていただきました。環境保全活動の現状や意義を教わり、この活動の重要性を学ぶことが出来ました。その後、1チーム7人ほどのグループに分かれて森林保全活動に取り組みました。主な活動は、薪を積む、割る、運搬する、テントを立てる、シイタケの収穫・ほだ木積みを行いました。 体験を通して、ほとんどの作業を人力のみで行う大変さを感じました。体力の面はもちろん作業をする対象が自然なので、同じ作業をしている中でも状況にあった工夫をすること が必要だと感じました。普段の生活では身近にないものであるため、実際に体験したことで 新たに知ることが多く、貴重な体験をさせていただきました。学生は、最初は緊張している 様子が見られましたが、協力して作業をしたり、木のブランコやツリーハウスなどの自然体験をしたりしているうちに、自然とコミュニケーションが広がり仲間ととても充実した1日を過ごすことが出来ました。(ボランティアセンター学生スタッフ VSP キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科2年 藤井 りさ)
4、参加学生の感想
・今回の森林保全ボランティアで私は、キノコの伐採体験をしました。最初に名前を聞いた際には、きのこの収穫をするだけのお仕事だと思っていましたが、実際はきのこの収穫だけでなく、きのこを育てるための土台作りとして木の伐採、木材の切断や加工など非常に多くの体験をさせていただきました。中でも木の伐採では、近くにあった1番細い木を伐採したのですが、非常に大変で完全に木が倒れるまで相当な時間がかかりました。このことから、林業に携わっている方々の偉大さを痛感しました。また、自分たちがとった椎茸は、普段食べているものとは段違いに美味しく、自然の素晴らしさと大変さを同時に体感することができました。次回もできれば参加してみたいと思います。
・富士山の麓での作業ということで興味を持ち参加しました。当日の朝は雨天で富士山は見えず、作業も難航するかと思っていましたが、現地に到着すると雨が止み無事に活動することができて良かったと思います。帰りがけには、富士山を見ることもできました。 テント立て、薪割り、椎茸菌床整備など、富士山クラブの方々が様々な仕事を割り振ってくださいました。私は薪割りを体験しましたが、思ったより薪が硬く、斧の扱いに苦労しましたが上手く割ることができると爽快感がありました。今回のボランティアツアーで、普段は話さない学部の方とも知り合うことができ、彼らと話す時間がとても楽しいものになりました。 ありがとうございました。
・今まで日本の名所である富士山を訪れたことが無く、尚且つ大学生のうちに1度でもボランティア活動を通じて社会との繋がりを実感したいと思い参加しました。森林保全活動を通じて日本や世界が抱える環境問題に関して関心が持てたこと、学科や学年の垣根なく人と繋がれたこと、そして何より自然の中で身体を動かせて心地よい疲れを感じることが出来たことで机上では学べない有意義な時間で参加して良かったと強く感じました。また私は3年生ですが、VSPの1・2年生の子たちが運営を頑張っていて凄く尊敬し刺激を受けました。今回の活動で得るものがとても大きく参加出来てよかったと改めて感じます。ありがとうございました。