お知らせ

【市ヶ谷】「あすチャレ!Academy」を実施しました(11/11)

  • 2021年11月26日
お知らせ

市ヶ谷ボランティアセンターでオンライン版「あすチャレ!Academy」を実施しました。「あすチャレ!Academy」は日本財団パラリンピックサポートセンターが行っているパラアスリートから障がいやパラリンピックについて学び共生社会、より良い社会について考える研修プログラムです。今回はパラ・パワーリフティング選手として活躍している馬島誠氏に講師として登壇いただきました。

馬島氏はご自身が大学時代のアルバイト中の事故により車いすユーザーとなり、2010年のバンクーバーパラリンピックではパラアイスホッケーで銀メダルを獲得、現在はパラ・パワーリフティングで次のパラリンピックを目指しています。

本研修は、Zoomでの開催でしたが、講義、体験、ディスカッションがバランスよく組み合わさっており、講義では馬島氏の車いすユーザーとしての体験談やアスリートとしての苦悩や葛藤等リアルな経験を基に講義をいただき、体験で視覚障がいや聴覚障がいのある方の疑似体験をしました。ディスカッションでは日常にある場面を想像できる問題をテーマとし、積極的に学生達が意見を交わされました。最後は研修のタイトルともなっている『あすチャレ!』について、「明日から何にチャレンジしていく?」かを一人一人が考え、決意表明をして閉幕となりました。普段は中々聞けないような障がい者のリアルな話が聞ける,質問できる貴重な機会となっており、学生も積極的に研修に参加している姿が印象的でした。市ヶ谷ボランティアセンターでは引き続き障がい者理解や共生社会実現に向けたプログラムを実施していきます。

学生参加者数 24名

参加学生の感想

視覚に障がいを持っていて駅にいるという状況の疑似体験をした際、こうやって誘導されたり声をかけられると安心だな、逆にこれされると不安だななどと感じたことから、改めて当事者の方の視点に立ってみる、そしてそこで感じたことをその後のコミュニケーションで生かしていくということが大事だなと思いました。また、「顔晴る」など印象に残る言葉が多くあり、今回の講座に参加したことで、気持ちが前向きになったような気がします。本日はこのような貴重な機会を設けてくださり、ありがとうございました。(20代 男性)

できないことを数えるのではなく、できることに全力で取り組んでいこうとする姿勢は障がいの有無にかかわらず誰もが目指すべきだと感じました。講義の中で特に驚いたのは消毒液のお話です。足で踏むタイプのものは非接触で液を出せるのでとても画期的で良いものだと思っていました。しかし、車いすや松葉杖など足で押すことが難しい人々にとっては使いにくいものであると初めて気づきました。自分が使いやすい=バリアフリーではなく、他の立場に置かれた人のことも考えていかないと感じました。(10代 女性)

                                      


 
  • 講師の馬島氏に質問をしている様子

  • 明日からチャレンジしたいこと『あすチャレ!宣言』を書いた紙を持っての集合写真