お知らせ

【市ケ谷】チーム・オレンジ主催「オンラインで行く岩手宮城被災地スタディツアー」を行いました(3/12)

  • 2021年03月30日
お知らせ

東日本大震災が起こってから、毎年チーム・オレンジは岩手宮城被災地スタディツアーを行ってきました。今年は初の試みとして、現地と大学をZoomで繋ぎ、スタディツアーの一部をオンラインで配信しました。

実際のツアーに参加できなかった学生や、被災地支援に興味のある学生を対象として企画したものです。

まず大槌町より、地域交流施設「おしゃっち」の紹介や、スタッフへのインタビュー、チーム・オレンジのメンバーが毎年行っている東北ボランティアの説明をしました。

次に大船渡市内視察の様子を配信しました。バスで市内を移動しながら現地の風景を見て、ガイドの方のお話を聞きました。画面を通してですが、復興の様子や震災当時の体験談などを伺うことができました。

途中、映像が乱れたり音声が聞き取りにくかったなど、全てがスムーズだったとは言えませんが、参加者からは「リアルに被災地の様子を見る事ができた」「これを機に実際に被災地を訪れたい」といった感想が寄せられ、今後のオンラインでの活動への道筋ができたと感じました。

参加学生の感想

オンラインでのスタディツアーは、テレビで見るのとは違い、疑問に思ったことをすぐに現地の方に質問できる点が良かったです。「おしゃっち」からの中継では、震災を受けて「津波を伝承する」という新たな役割が施設に加わったことが分かりました。公園をあえて盛り土をする前の高さで保存することで、実際にどれほど土地が高くなったのかが可視化されていて良いと感じました。「命てんでんこ」を忘れず、これからも被災地の状況に関心を持ち続けようと思います。(文学部日本文学科1年 遠藤 寛奈)

 

震災後10年という1つの節目に、オンライン上ではあるが、被災地の様子を見ることができ、良かったと感じている。被災地の方の生の声を聞き、自分の目で街の様子を見ることは、メディアで間接的に情報に触れるより、被災地や災害に対する自身の考えを持つことにより役立つと感じた。さらに実際に現地へ足を運んでみたいとも思った。 このような場を設けてくださり、ありがとうございました。(文学部地理学科1年 佐藤 夏子)

  • 現地の施設などを紹介するチーム・オレンジ

  • 大船渡市視察ガイドの中継の様子