おしらせ

【活動報告】〈市ケ谷〉ブラインドサッカーから学ぶ心のバリアフリー 世代を越えてパスをつなごう(3/28)

  • 2025年03月28日
おしらせ

ブラインドサッカーから学ぶ心のバリアフリー 世代を越えてパスをつなごう

1 日程 3月28日(金) 
2 場所 法政大学市ヶ谷総合体育館5階
3 概要
パラスポーツ啓発活動の一環として、ブラインドサッカーの体験を行いました。今回の企画はブラインドサッカーというスポーツを体験することだけでなく、バリアフリーという点で学びを得てほしいという考えから企画しました。当日は特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー 協会様とブラインドサッカー競技者の方に講師としてお越しいただきました。また参加者は本学の学生のみならず、一ツ橋ロータリークラブ、千代田区社会福祉協会様、千代田区サッカー協会様のご協力のもとお年寄りから小学生にも声をかけて頂き、幅広い年齢層の方に参加して頂きました。初めて来校される方のために、企画の初めにキャンパスツアーも行い、市ケ谷キャンパスの魅力について知ってもらうことができました。さらに大塚製薬株式会社様から清涼飲料水と栄養補助食品を頂きました。普段当たり前のように使用している視覚に頼れなくなった場合、どのように情報を取得し伝達するのかなどコミュニケーション方法から学び、自分から発信する言葉や音の重要性、そしてお互いの信頼関係を構築することの大切さを知ることが出来ました。視界を奪われた状況で運動を行うことは想像をはるかに上回る難しさがありました。本日の体験は目の不自由な方が生活する上でどのような困難があるのかを知り、バリアフリーについて考える貴重な機会になったと思います。今後はこの経験を活かして、様々な場面で心配りができるようになれば良いと考えています。またブラインドサッカー自体が初めてである参加者が多かったことから、ブラインドサッカーの認知度が向上につながることに期待しております。本企画は特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会様、一ツ橋ロータリークラブ様、千代田区社会福祉協会様、千代田区サッカー協会様、大塚製薬株式会社様をはじめ、多くの方々のご協力のもと実施することができました。深く感謝申し上げます。(ボランティアセンター学生スタッフVSP理工学部経営システム工学科3年 山本 樹輝)

4 参加人数 30名 (講師3名 学生8名 その他参加者19名)
5 企画者の感想
私はこの企画を実施する前はブラインドサッカーについてほとんど知りませんでした。今回実際に体験してみて、目隠しをすること自体がこんなにも怖いものなのだと感じました。視界が真っ暗になるだけでも不安なのに、その状態でドリブルやシュートをするのは本当に難しいことだと思いました。体験の中では、目隠しをした相手に対して、どのような準備運動をしているかを言葉だけで伝える場面がありました。言葉で説明することの難しさを実感するとともに、自分が思っていることと相手の受け取り方にズレがあることに気づき、相手の立場に立って考えることの大切さを学びました。また、目隠しをした状態で五十音順に並ぶという活動では、声を出さなければ自分の存在が相手に伝わらず、「そこにいないのと同じ」になってしまうということを実感しました。その体験を通じて、「自分はここにいる」と発信することの重要性にも気づかされました。今回の多世代交流×パラスポーツ企画を通して、多様性が尊重される今の時代だからこそ、高齢者や子ども、障がいのある方など、さまざまな立場の人の気持ちに寄り添い、思いやりを持って行動していくことがこれからますます大切になると感じました。この体験で得た学びを、今後の自分の行動にもしっかりと活かしていきたいです。(ボランティアセンター学生スタッフVSP文学部心理学科3年 渡邊 日花里)

6 参加者の感想
私は今回初めてアイマスクをして目が見えないという体験をしました。視覚を失うことが、これほどまでに不自由で恐怖を伴うものだと実感しました。その状態でスポーツをするなんて、私にはとてもできないことだと思います。本当に尊敬します。これまで障がいのある方と接する機会はあまりありませんでしたが、今後出会った際には、積極的に声をかけてサポートしていきたいと思います。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 国際文化学部国際文化学科1年 鈴木 統翔)

 

 

 

 

 

  • 最初の準備体操の様子

  • アイマスクをして声を掛け合う

  • 声を頼りにボールを蹴る

  • アイマスクをしながらボールを蹴る体験をする参加者

  • 選手からのお話

  • 集合写真