おしらせ

【活動報告】〈市ケ谷〉やってみよう!車いすバスケットボール企画(3/25)

  • 2024年03月25日
おしらせ

やってみよう!車いすバスケットボール企画

1 日程 2024年3月25日(月)
     
2 場所 市ケ谷キャンパス富士見坂校舎 4階体育館
 
3 概要
2023年に行われたバスケットボールワールドカップでは、男子日本代表選手が48年ぶりにオリンピック出場を果たし、盛り上がりを見せました。しかし、パラスポーツの車いすバスケットボールはまだ認知度が低いという現状があります。そこで今回市ヶ谷ボランティアセンター学生スタッフVSPは、大学生へのパラスポーツ啓発活動の一環として、車いすバスケットボールの競技体験を通して、今まで体験したことのないスポーツについて学び、新しい世界を感じてもらいたい、多角的な考え方を身につけ心のバリアフリーを実現してもってもらいたいと考え、「NPO法人 パラキャン」様のご協力のもと、本企画を実施しました。私は今回初めてパラスポーツを体験しました。車いすバスケットボールは、テレビなどで見たことがありましたが、見るのと実際に体験するのとでは全然違うなと感じることが多かったです。例えば、車いすバスケットボールのゴールの位置は、普通のバスケットボールのゴールの位置と変わらない一方で、シュートを打つ位置は、今まで経験してきた位置より車椅子に座っている分だけ下から打つことになり、ゴールとの距離が遠くなって、その分シュートを打ちにくかったり、足でしゃがんでジャンプをすることができない分、腕の力が必要になったり、ドリブルをするのも、車椅子をまっすぐ漕ぎながらそのスピードに合わせてボールをつくのがすごく難しかったりして、実際にやってみると想像していた以上に大変だなと感じました。このように、今回の企画を通して私達が普段生活している世界だけでは気づけない部分や、相手の立場になって考えないとわからない部分が多いことに改めて気づき、心のバリアフリーとは、自分とは異なる立場や状況の人が抱える困難を想像し、共感することから始まるのだなと感じました。(ボランティアセンター学生スタッフVSP  文学部心理学科2年 渡邊 日花里)

4 学生参加者数 16名

5 企画学生の感想
私はこの企画に入る前に見たパラリンピックのバスケットボール試合では、選手がディフェンスを軽やかに交わしてパスを繋ぎしシュートしていたので、あまり難しくはないのかなというイメージを持っていました。しかし実際に体験してみてわかったことは、車いすでバスケットボールをすることは、私が想像していたものよりもはるかに難しいということです。車いすを使うバスケットボールは、使わないバスケットボールと同じリングの高さに対して低い位置から上半身のみの力で打つ必要があることやタイヤがハの字になっているためディフェンスを抜くのが難しく、プレーすることは容易ではありませんでした。また、思っている以上に車いすを動かすには腕の力が必要でした。初心者の私はシュートを決められるか否か以前に、車椅子を自分で行きたい方向に動かすのがやっとだったというのが本音です。また車いすに注目してみると、ハの字になっているタイヤもそうですが、接触から足を守るバンパー、通常時より後ろに重心をかけるので転倒防止のキャスターなどバスケというスポーツ特有の工夫がされていました。「どうして/なんのためにこれがここに使われているのだろうか」などという日常に隠れているちょっとした相違点に気づき、疑問を持つことが健常者と障がい者の心の壁をなくすための一歩のなるのではないかと思いました。(ボランティアセンター学生スタッフVSP  国際文化学部国際文化学科1年 中谷 千紘)

6 参加学生の感想
今回の企画を通して、車いすバスケットボールの魅力や面白さを体感することができました。講演では、車いすバスケのルールだけでなく、競技用車いすの違いや動かし方について学びました。それを踏まえて実際に乗ってみましたが、想像より難しく小回りやターンなどコツを掴むのが大変でした。しかし、試合を通してゴールを決めた時の達成感やパスで上手く連携した際の面白さは、非常にやりがいを感じました。本企画に参加して、車いすバスケットボールの試合を実際に観戦してみたいと思いました。また、車いすバスケットボール以外のパラスポーツも観戦したり体験してみたいです。(法学部法律学科4年 加藤 大喜)

  • 選手から競技用車いすの乗り方の指導を受ける様子

  • ゲームの様子

  • ゲーム終了後、選手とグータッチをする学生

  • 車いすバスケットボール選手と集合写真