おしらせ

【活動報告】〈市ヶ谷〉野鳥保護区の保全活動(11/11)

  • 2023年11月11日
おしらせ

野鳥保護区の保全活動

1、  日程 2023年11月11日(土)

2、  場所 行徳鳥獣保護区

3、  概要
私たちが暮らす東京など都市部では、都市の発展に伴って環境保全という課題が浮き彫りになっています。また産業の発達した現代社会は、海洋プラスチック問題も抱えています。そこで、野鳥保護区の保全活動を通して環境問題について考えるため、NPO行徳自然ほごくらぶの野長瀬様に講師をお願いし本企画を実施しました。本企画でははじめに行徳鳥獣保護区の歴史や保全活動の内容について学び、保護区の清掃活動、バードウォッチングを行いました。行徳鳥獣保護区は水路で海とつながっているため、ペットボトルなど多くのゴミが漂着していました。海を漂う海洋プラスチックを海鳥が誤って食べてしまうなどの問題がある中で、改めて使い捨てプラスチックの使用を減らすなど、自然界にプラスチックを流出させないための取り組みが必要だと実感しました。また、バードウォッチングでは関東最大のカワウコロニーなどを観察し、野鳥の保護活動について学ぶことができました。参加者からも自然の中で貴重な経験ができたという声が寄せられ、普段自然と接する機会が少ないからこそ実際に自然に触れることで環境について考えることが大切だと思いました。(ボランティアセンター学生スタッフVSP法学部法律学科2年 宮野 真)

4、学生参加者数 15人

5、企画学生の感想
水車を回すことで工場排水を用いて埋立地に保護区を作るという発想に驚きました。様々な遷移状態が存在していて、定期的に水を干上げることにより初期遷移を生み出している場所が新鮮で面白かったです。1番衝撃を受けたのは散った白い羽の山を見た時です。大型の猛禽類がサギか何かを狩って食した跡だそうで、命や自然を感じられる貴重な機会を頂きました。飛んでいる鳥を見ようと双眼鏡のピントを合わせるのに苦戦しましたが上手くいくとワクワクしました。チャッチャッと地鳴きをしていたウグイスが囀る季節にまた訪れたいです。(ボランティアセンター学生スタッフVSP経営学部経営学科2年 伊藤  萌香)

私は、整備されている鳥獣保護区に足を踏み入れさせていただき、高速道路が非常に近いにもかかわらず、野鳥がのびのびと生活していたことが最も印象に残りました。また、野鳥だけではなく、川の生き物がいたり、草木が生えていたりしていたため、自然の豊かさも感じました。現在、森林減少が地球規模で深刻な課題となっていますが、ただ森林を残すだけではなく、それを人間が整備して生態系を守ったり、草木が自然に生えてきたりする環境を作ることが大切であるのではないかと考えました。今回、野鳥を保護するとともに自然を守る活動に参加できたことを嬉しく思います。(ボランティアセンター学生スタッフVSP法学部国際政治学科2年 魚地 遥香)

6、参加学生の感想
保護区内をゆったり歩きながら、見える鳥や蟹などの生き物について特徴や生態などの解説してもらいました。足跡をみて、これはタヌキだ、アライグマだと教えてもらったのが印象に残っています。あんなに見た目は似ているのに足跡だと全然違うのですね。こういう知識をパッと話せたらかっこいいと思います。実際に自分で色々見たことで、ただ聞くだけでは得られない鮮烈な体験をさせていただきました。(文学部地理学科2年 中川 まちる)

  • 保護区の清掃活動をする参加者

  • バードウォッチングをする様子

  • NPO行徳自然ほごくらぶの野長瀬様の説明

  • 集合写真