おしらせ

【活動報告】<市ヶ谷>外来魚・外来生物駆除について考えよう②を実施しました(9/13)

  • 2023年09月29日
おしらせ

【市ヶ谷】外来魚・外来生物駆除について考えよう!②

1.日程 2023年9月13日(水)駆除ボランティア

2.場所 千葉県我孫子市四つ池(NEC我孫子事業場内

3.概要

本企画は、千葉県我孫子市で活動されている手賀沼水生生物研究会様、並びにNEC様のご協力のもと、外来生物の駆除を行いました。当日は合計11人の学生が参加し、5月に行った講義と6月に行った四ツ池における生態観察で得た知識を活かし、トラップ点検・水草植栽・駆除釣りを行いました。トラップ点検では、池の中に仕掛けてある網を地上に引き上げ、その中に生きている外来生物がいるかを班ごとに確認・記録してまわりました。水草植栽では、胴長を着用し池の中に合計3つの水草を植えました。また、釣りによって外来魚の駆除を行いました。当日は厳しい暑さで、日陰が少ない環境でしたが、全員で8kgの外来生物駆除をすることができました。定期網を引き上げ、外来魚を実際に釣る体験をすることで、陸からだと外来魚が多く生息している環境のようには見えなかった静かな池の中で、その見た目と異なることが起こっているのだと実感することができました。今後も、このような環境について考えられる貴重な機会を作っていけるように努めていこうと思います。 (ボランティアセンター学生スタッフVSP 国際文化学部国際文化学科1年 中谷 千紘)

4.学生参加者数 11名

5.企画学生の感想

参加学生同士や協力して頂いた研究会の方々との交流もあり楽しく活動することが出来ました。針を入れるとその瞬間に釣れる光景から、外来生物の多さを実感しました。個体数を測定することによる、生物同士の影響の推測と対策がとても興味深かったです。池の周りは足場が悪いところも多く、水草を植えるのも大変で、環境維持の難しさを感じました。 現代で生活し成長する中で生き物に触れる機会が少なくなっていましたが、生物多様性の重要さを再認識し、外来生物という問題の深刻さを改めて考える機会となりました。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 経営学部経営学科2年 伊藤 萌香)

6.参加学生の感想

生物調査や環境整備をすることはとても楽しかった。改めてブルーギルやアメリカザリガニをはじめとする外来種は身の回りに住み着いているのだなと実感した。日本の在来種の生態系に侵入し、バランスを崩壊させている以上、駆除対象になってしまうのは仕方ないが、外来種そのものに罪はないのだから、無責任な飼い主にだけはならないように気をつけたいと思った。(理工学部機械工学科2年 阿部 友慈)

  • 水草植栽の様子

  • 四つ池で駆除釣り

  • 釣った外来生物を記録

  • 全員で記念撮影