【活動報告】〈市ヶ谷〉富士山企画～よりよい環境づくりへの挑戦～（10/11,23）

富士山企画～よりよい環境づくりへの挑戦～

1.     日程　事前講義・説明会　2022年10月11日（火）

　　　自然保全企画　2022年10月23日（日）

場所　事前講義・説明会　大内山校舎８階Y802教室

自然保全ボランティア　静岡県　富士山麗

2.     概要

VSPの学生スタッフは、NPO法人富士山クラブ様にご協力いただき、富士山の環境問題について考える講義企画、富士山麓での自然保全企画と2種類の形式で活動を実施しました。現地で行う自然保全企画の前に参加学生に富士山の環境問題に関しての理解を深めてもらうために講義企画を行いました。講義では富士山周辺で起きているシカ問題やごみ問題を中心に説明していただきました。ディスカッションでは各グループに分かれ、前半の説明を踏まえ、富士山の「ゴミ問題」をテーマとして日常生活と自然環境との結びつきに関して意見を出し合い、学生の中での自然保全の理解を深める機会となりました。自然保全企画では企画の初めに富士山クラブ様に里山づくりについての説明をいただき、4チームに分かれて薪割り、木の伐採、シイタケの栽培地の移転、木の階段づくりと各グループ異なった活動を行いました。木の特徴を理解していないと上手くいかない作業が多々あり、林業従事者の経験の高さを感じるとともに、私たちの生活が自然から離れていることを再認識する機会となりました。今回の活動を通じて自然保全の実態の一端を知ることができたとともに、自然の中での活動が私たちにとって多くの学びを与えてくれることを理解できました。今後も富士山の自然に関する活動に関われるようにしたいと思いました。（ボランティアセンター学生スタッフVSP 法学部政治学科 2年 薄井春彦）

3、学生参加者数　事前講義・説明会　33名

　　　　　　　　　　　自然保全企画　35名

4、企画学生の感想

・講義企画
私はこの企画が初めての企画であり期待と不安でいっぱいでした。夏休みから準備を始め教室でのリモートのつなぎ方や参加者の座り方を考え、講義前のリハーサルで当日の流れを把握し本番に挑みました。利用する教室が前時間に授業を行っていて準備に時間がかけられなくあたふたしてしまったり、と富士山クラブさんにも迷惑をかけてしまいました。しかし受講者の方々はしっかりと富士山クラブさんの講義を聞いてくださっていてよかったです。今回得たことを今後に生かしていきたいです。（ボランティアセンター学生スタッフVSP　デザイン工学部都市環境デザイン工学科 1 年 冨士祥花）

・自然保全企画
今回、私は 3 度目の富士山現地ボランティアへの参加でした。班ごとにそれぞれの作業が振られ、私達の班は薪割りをやりました。作業をする中で、現地のスタッフさんからコツや、木の状態についてなど、普段なかなか身近ではない自然に直接触れる機会だからこその経験と知識を得ることが出来ました。参加してくれた学生からも「はじめは面倒だなと思ったけれど、エネルギーを作ることの大変さを実感できた」という声を直接聞くことができ、現地ボランティアを意義あるものにできたことを企画者として嬉しく思いました。（ボランティアセンター学生スタッフVSP経営学部市場経営学科 2年　浅香光希）

5、参加学生の感想

とても充実した内容で楽しみながら学びを得ることができた。グループに分かれて活動したが、活動するうちに協力体制が整って行ったことを実感した。そして、指導員の方からは普段学校で習わないような、現場のリアルな情報を教えていただいた。また、食料が手元にあることが当たり前に思うが、その裏には沢山の苦労があることを知りさらに感謝の気持ちが芽生えた。（経済学部国際経済学科４年　三木愛結実）

今回、初めてボランティアセンターのボランティアに参加しましたが、想像以上に充実とした内容でした。普段生活している時には体験できないような様々な経験をすることができ、貴重な一日となりました。私の班では、伐採された木や地面にある枝を回収し、運搬する作業だけでなく、太さ３０センチ程の木を伐採する作業も行いました。どの作業もかなりの体力を要し、帰宅時には疲労困憊でしたが、みんなと協力して楽しみながら遂行できたので、非常にやりがいがありました。また、林業というのは木を切り倒すのが主ではなく、その後の作業が大変である事を身に沁みて感じました。富士山クラブの方々との交流を通じて、自然と人との関わり合いの大切さだけでなく、これまで知る機会がなかった林業の魅力についても知ることができました。今後も自然に関係するボランティアに参加したいと思います。（法学部法律学科３年　加藤大喜）