おしらせ

【活動報告】〈市ヶ谷〉第2回 一緒に優しい社会を作りませんか?~ダウン症から考える共生社会~を実施しました!(8/24)

  • 2022年09月21日
おしらせ

第2回 一緒に優しい社会を作りませんか?~ダウン症から考える共生社会~

1.     日程 2022年8月24日(水)

2.     場所 Zoom

3.     概要
「ダウン症」という言葉は多くの人に知れ渡っている一方で、当事者の方々に対する理解や配慮が、現在の社会では不十分なのではないかという問題意識を持っている。当事者の方々に対して偏見の目を持たずに、理解や配慮ができるようになるためには、知識を得ること、知識を基に自分たちがするべきことを考えること、実際に交流することの全てが必要だと私たちは考えている。この企画では、ダウン症を持つ人たちと実際に関わることで、「ダウン症」に対して持っている心理的な壁を払拭すること、また、ダウン症について考えることから他のマイノリティについても目を向けてもらい、多様性を認め誰もが心地よく暮らせる共生社会の実現に繋がる行動を学んでもらうことを目的として実施した。本企画では、2回話し合いを行った。1回目の話し合いでは、アクセプションズさんに所属しているダウン症のある方々のプロフィールを基に、その方の困っていることをどうやって聞き出すのか、そして困っていることをどのように解決できるかについて話し合った。2回目の話し合いでは、グループのメンバーを変え、それぞれのグループで出た意見についての共有を行った後、アクセプションズさんの保護者の方々にお話をいただいた。また、ダウン症や障がいについての理解を深めるために、さらに話し合いを行った班もあった。最後に全体共有を行い、ダウン症のような障がいを持つ方々についての理解の深め方や、実際に関わることの重要性を学ぶことができた。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 法学部政治学科3年 平津桜那

4.     学生参加数 16名(法政11名、共立女子2名、明治大2名、関西大学1名)

5.     企画学生の感想
今回の企画は、話し合いという形で行われました。受け身ではなく自分から考えることで、ダウン症について知らないことや分からないことが浮き彫りになりました。例えば、ダウン症の方が困っているときにどうすればいいのか考えるとき、ダウン症の方の知識量や、得意とすること、苦手とすること、求めているものなど、いろいろな角度から疑問が湧いてきました。それがダウン症についてより深く知りたいという意欲に繋がった人も多いのではないかと思います。私自身はとても意義な時間を過ごせたと感じています。(ボランティアセンター学生スタッフVSP 文学部英文学科1年 佐々木澄香

6.     参加学生の感想

こちらは、事後アンケートの感想を参照し記載する。まず、本企画全体の満足度を、5の満足から1の不満という、5段階評価で回答してもらった。その結果、「5」が81.8%、「4」が18.2%と高い評価をいただくことができ、全員にとって学びの多い企画にできたのではないかと考えている。参加者の感想として、「グループワークで考えたことで、自分事として捉えられた。」というものがあり、グループワークの形式や具体的な例を用いて考えてもらったことが効果的な学びに繋がったと言えるだろう。

また、「当事者の方のお話も聞くことができ、先入観に気づけた。」、「普段は議論しないテーマだったため、新しい視点に気づけた。」というコメントもいただいた。さらに、学んだことを具体的に書いてもらったところ、「ダウン症とひとくくりにしないことが大切だ。」、「実際に交流したり関わることの必要性を学んだ。」という意見が多かった。ここから、実際に交流する機会が欲しいという声も多くいただき、次回の交流企画に向けてうまくモチベーションを高められた企画であったと思うため、次回は学生もアクセプションズ側の参加者も楽しみながら学べる企画にできるように努めたい。  

  • グループに分かれて話し合う

  • アクセプションズさんよりアドバイスをいただく